介護にロボットが入る未来

 晴れ、気温は14度.日差しが強いので日中は相当な気温になりそうな雰囲気である.

 

 

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 こういったニュースが流れると全国のこういった施設の職員が委縮してしまうことになるのが残念である.99%真摯に介護に向き合っている職員がいても1%の職員が介護に対して適正を持たないことでこういった事件がおきる.これを防ぐことができるかというと簡単ではない.

 

 厚労省も介護職員の待遇改善を図り給与アップをさせるために施設が受け取る報酬を上げてはいるが、これが永続的に続く保証はない.更に、施設によっては、経営的に苦しいところも多く、職員給与の削減をしているところもあるため、今後、廃業する施設も増えるのではないかと懸念される.

 

 人生100歳というスローガンを掲げ、それに対する対応を厚労省は考えているようだが、必ずしも政策的にうまい方法があるわけではない.自分たちの将来におびえて色々な手立てを考えているようだが、日本の未来の行方によっては画餅であり、本当に実現可能で持続可能なものを作り上げるのは完全に無理である.その一つはやはり年金問題が重要で幾ら介護保険を使用しても足りない分は自己負担になれば、年金支給が止まった時点で終わる.そういった長生きする人がどんどん生活保護に向かっていけば医療介護の世界は、どのようになってしまうのか想像するに恐ろしい.

 

 今後ますます介護が必要な老人が増え、それを介護する職員の数がもっと必要になるだろう.その際、介護の適性のある職員を雇用できるかというとその保証はないし、外国人労働者を入れると政府は言っているが、その中にも適性のない人が混じることは確実である.

 今回のような事件を起こさないためにも適性のない職員を速やかに排除できる仕組みを作らなければこの先もこういった事件は起きるだろう.

 

 以前も書いたと思うが、今後の介護には早急にロボット技術の介入が必要である.漫画に出てくるような人間と同等以上の作業ができるロボットが何時できるかに日本の未来は掛っているように思う.

 

 しかし思うに介護ができるロボットが活躍するようになれば、その時点でロボットの方が人間より使い勝手の良い存在になる.そうなると人間よりもロボットを使用した方が生産性は上がるとしたらこの世界に人間が必要なのかという根本的な回答に迫れれることになるのだろう.