アメリカ大統領選挙 テレビ討論会

 曇り、気温は12度.

 

 昨日のアメリカ大統領の討論会は、討論にならなかったようだ.トランプは自分の失政が明らかになるのを恐れ議論にならないように潰して回った印象である.バイデンもトランプの野次に対して毅然とした態度で接し、将来のアメリカを語ることをメインにすれば印象は良くなったのではないかと思う.

 後残り二回あるので、そこで両者の違いが分かると面白いのだが、トランプは同じやり方をやろうとするだろうが、バイデンがそれを上手くかわす方法を取ればトランプの印象は相当低下すると思う.

 テレビ討論会が大統領選挙の投票を左右しないとの報道もある.両者の支持者は、この討論会に関わらず行動するとのことである.

 もし、そうだとしたら投票先を決めかねている有権者にどれほどの影響がでるかだろう.アメリカ大統領選挙有権者は、18歳以上のアメリカ国民である.州ごとに投票が行われ、優勢な方が選挙人と呼ばれる最終的な投票者がどちらかに総取りされる.(選挙人の数を投票数によって振り分ける州もある)

 そのため有権者の投票数によって選ばれる直接選挙ではなく間接選挙ということになる.そのため前回の選挙でヒラリークリントンの方が実際の得票数が多かったにもかかわらずトランプが大統領に選ばれた.

 なぜ直接選挙ではなく選挙人の数による選挙なのかというと、大都市とそれ以外の地方の意思の平等化を目指したためのようだ.

 

 今回のテレビ討論会を主催したCNNも「敗者は米国民」というほどの内容だったため次回から討論方法をかえるようだ.

www.bloomberg.co.jp

 他国の大統領選挙だが、日本に影響を必ず及ぼすことになる.どちらがなっても同じという向きもあるので不透明感が強い.

 果たして次回の討論会は討論になるのだろうか.想像するに2人ともガラス張りのボックスに入れられ、相手の発言中はマイクが切られるといった状況になるのではないかと想像するが、果たしでどうだろう.