コロナの話題が尽きない

  晴れ、気温は0度.少し底冷えがする気温である.

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 毎日、新型コロナウイルスの話題がニュースになり、新聞を開く手が止まり、うんざりした気持ちになる.

 この気持ちは、多くの国民、いや世界中の多くの人が感じることだろう.何時になったらこの騒動が終わるのか、先が見えない不安というやつである.

 この騒動の中、企業は業績を落とし、倒産する会社も出てくる状況で将来の希望が見出せなくて自暴自棄になる人も多くなってきているのではないだろうか.

 この危機を変えるべく新型コロナウイルスのワクチン接種が始まったが、医療従事者を優先に接種するという話から次の65歳以上の高齢者への接種も何となく今月からとされているが、本当に始まるのか中々決まらない.

 高齢者の接種が始まれば少しは落ち着くのではないかと思うのだが、どんなもんなのだろう.

 感染源の多くは無症状あるいは軽症で行動力のある年代だと思うのだが、そういった人達は、自分が感染を広めていることに無自覚なことが殆どである.その割合は半分程度あると考えてよい.更に悪いことに新型コロナウイルスは単なる風邪と言い回る大人が存在することである.

 こういった人達は、本当に重症化しなければ決して気付くことは無く一生を終える人たちで、単なる風邪なら他にうつしても大丈夫と考えてしまう.しかし、そのウイルスが回り回って、新型コロナウイルスに罹患すれば重大な症状を起こすおそれの高い老人に影響を及ぼすことを考慮しないからである.

 国が幾ら自粛をお願いしてもそういった人には何も届かない.自分たちのその日の暮らしのために働くことを止めることはできないからである.彼らにしてみればこの先10年の未来は重要ではなくその日、せいぜい1年間の暮らしが大切なのである.自分たちが老人となりそういった類似の感染症が流行した時でも単なる風邪と言いふらすとは思えない.そういった状況になれば、必ず若者の行動を批難し、自分の命を守ろうとするだろう.そういった未来しか見えてこない.

 若いというのは特権であるが、必ず年老いていくものである.その時はたいしたことが無いことでも年齢を重ねるとそれを許してはくれない状況になってくるわけである.

 

 今回は、新型コロナウィルスのことに重点が置かれているが、今後、自然災害や新たな疫病が流行る可能性はゼロではない.そういう時に身勝手な大人が大勢存在すると考えると暗鬱な気分になってくる.