世界の混乱

 晴れ、気温はマイナス7度.

 北海道の新型コロナウイルスの感染者数は毎日1500人を超えている.このまま続けば医療も経済も破綻する可能性すら出てきた.これも昨年の11月12月と感染者数がぐっと減りこのまま収束するのではないかという油断が有ったのだと思う.

 新型コロナウイルスワクチンの3回目接種も政府は躊躇した感が有りそのため初動に遅れが出てしまったと思う.そのため今この時期に3回目接種を急ごうとしているがその対応に当たる保健所職員が感染者増の対応に忙殺されており恐ろしいことになっている.

www.nikkei.com

 27日からまん延防止等重点措置が北海道を含む雨18道府県に適用されることとなったが、これが出たからといって感染者が大幅に減少することは無い.おまじないに近いものである.

 更に言えばヨーロッパではピークアウトしたとWHOは発表している.日本もこの経過で言えば1週間程度でピークを迎え、その後収束するのではないかと期待をしている.

 それでもこの数週間は大きな感染者増のうねりの中で対応をしていかなければならないと考えればぞっとするしかない.

 

www.youtube.com

 昨年からロシアがウクライナに侵攻するのではないかと言われ、一時期ロシア軍が撤退すると情報が流れ少し安心していたのだが、その情報は間違っていたらしい.ロシア軍は10万人といわれる兵力をウクライナ国境付近に配備しウクライナに圧力を掛け続けており、何時戦争が始まってもおかしくない状況にあるようだ.

 もし、ウクライナで大規模な戦争が起きれば多くの犠牲者が出ると同時にアメリカはロシアに制裁すると言われているため米ロの対立が深まることで世界経済は崩壊する可能性がある.

 日本も身近な争いで言うと中国の尖閣諸島への圧力があり、何時でも中国に占領される危険性をはらんでいる.もしそういった動きが起きれば日本は得意の遺憾砲を発射して引き下がることは眼に見えている.米軍もウクライナと日本という地理的な関係からすればどちらを重要視するか判らない.或いはどちらも見捨てることも有りうる形である.アメリカ一国では、ロシア、中国といった両方の勢力に同時に対応することはできない.それを考えると同時に撤退することも考えられる.更に言えば日本が尖閣を諦めた途端台湾は中国に併合されてしまうだろう.

 世界の混乱は新型コロナウイルスが登場してから大きく変化をしている.多くの国がコロナ対策で疲弊しており国家財政も破綻するところがある可能性おある.日本もこれまでに投じた税金と失った経済利益は相当な額となっているはずである.この時期に戦争となると相当な危機的状況に陥るだろう.

 世界の自然を含めた環境が劇的に変化を続けている日常で新型コロナウイルスの蔓延はそういったものに対する行動に抑制を掛けてしまっており思考回路が十分に回らない状況に追いやっている.