何時コロナ対策を転換するか

 晴れ、気温は15度.風もなく太陽の光がまぶしい.ただし、その直射日光は体を射るようなものではなく、空気の冷たさを感じさせるものだった.

 

 昨日は、大谷選手が8勝目を上げ、藤井聡太王位が勝利しと何かと話題の多い日だった.オリンピックが終わり新型コロナウイルスの話題も尽きない状況だが、世界は確実に動き出している.

 更に今朝早く行われていたエンゼルスの試合は大逆転勝ちで、大谷選手も2安打したようだ.更にその前に女子の全英オープンが開幕しており日本人選手が大勢参加しているわけで、その放送もあり眠る暇がないほどである.それでは体力が持たないので実際は録画を見るようにして眠ってはいる.

 海外ではそういう状況だが、日本では、ニュースといえば新型コロナウイルスの感染者増の話が多く、緊急事態宣言を行うか否かの話である.

 しかし、これだけ感染者が急増すると命の選別が行われるようになる.重症に陥った人を救うにはやはり軽症者の自宅療養が必要で、その資源を重症者に振り分ける必要がある.そのための仕組み作りが必要なのだが、日本はその辺りドライに割り切れない.その理由は、軽症者の中にも一定割合で重症化する可能性があり、もし軽症者が亡くなったらセンセーショナルにマスコミが報道することで、世論は全ての人を救えとなってくることである.

 そうすると軽症者も入院させるべきという世論が形成され始めると収拾がつかなくなり医療資源を重症者だけに避けなくなってくるという悪循環に陥る.

 

 できることなら日本もワクチン接種を強力に推し進めて新型コロナウイルスを第5類の感染症に分類すべきなのだろう.今のシステムだと厳重な隔離と感染対策が必要になっているため、特別な病棟でしか治療が行えない状況である.

 

 何度も繰り返すが、3密回避とマスク、手洗いを行うことで感染拡大は抑えられると思うが、やはり家庭内ではその対策が取られにくい.その辺りを改善する取り組みが必要である.