イギリスを見習えと誰がはじめに言うのだろう

 晴れ、気温は24度.湿度が高く外に出るだけで汗が吹き出してくる.

 

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 一番の大きな理由は、マスコミが何時までも国民に対して恐怖を煽り続けているからだろう.

 イギリスが何故制限を撤廃したのかというと国民の世論は非日常生活からの脱出を望んだからである.

 それと比較して日本は、ワクチン接種が進み今までより重症者の数が減っているにもかかわらずデルタ株、ラムダ株とこれから先も大勢の人が亡くなるようなストーリーを描きニュースにする.確かに恐怖を煽ることで視聴率や購読者数を増やすことができるのは今までの経験則からくるもので自動的にその方向へ向かうことは良くわかる.

 ニュースは消耗品である.あれだけ騒いだ熱海の土砂災害も時間が経つにつれてニュースの鮮度が落ちてくるとまだ解決していないはずなのにあたかも終わった感を醸し出し、続報をしなくなる.

 そしてオリンピックは、日本人選手が活躍すれば大喜びし、その記事を書きたてることは目に見えている.しまいには観客を入れて感動を共有すべきという論が勢いを増してくるだろう.

 その方向転換の理由として今回のイギリスの制限解除を持ち出すことは目に見えている.イギリスでは日本より感染者数が多いけれど日常生活を取り戻している.これを日本もお手本にして日常生活に戻ろうと言い出すだろう.

 今まで、PCRだの重症患者用の病床をもっと確保せよと騒いでいた評論家と呼ばれる諸氏は、急いで自分の言説を変えようと準備しているのだろう.

 オリンピックを反対していた人たちは、オリンピックでの選手の活躍を見て勇気を貰えたなどと舌の根が乾かぬうちに言い出すのだろう.あなたは今まで何を言っていたのと白目をぐるぐるしだすだろう.

 

 上にも書いたようにニュースは生ものである.鮮度は長くない.生きのいいのも普通は1日くらいで、新型コロナウイルスは、色々なことが起こるためこれまで長続きしていた.番組のネタに困ればコロナに関連したニュースを作れば何とかなる状態であった.そしてその隙間を埋めるように色々な事件が起き、それに対して放送していれば自分達の役目は終わりというわけである.

 何度も繰り返すが、徐々に新型コロナの影響は弱まっている.明らかに感染者は増えているがそれはワクチンを未接種である世代の感染が増えているだけで、これ以上爆発的な感染は起きないだろう.

 本当にこれから始まる手のひら返しを見てニヤニヤするしかない.