裁判長を脅す

 雨、気温は18度.昨日の夜から断続的に降っている.所謂鬱陶しい雨である.

 

 昨日起こった中で一番気になったのはこのニュースである.

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 指定暴力団の中で唯一特定危険指定暴力団に指定されている工藤会という暴力団のトップが、一般市民を巻き込んだ複数の殺傷事件を指示した罪で起訴された判決である.

 北九州市を裏で支配し、警察組織にも戦争を仕掛けるという法治国家としてはあり得ない存在である.それにより警察組織が動いたと言って過言ではない.

 今回の件は、遠く離れたところでのことで北九州市の内情は判らずネットで情報を検索したのみなのだが、活調べてみると動の内容は相当でこの地で普通の人たちが平和に暮らせたとはとても思えないものである.

 人は慣れると言うが、そういった所に住むと人々の感覚はマヒし、見ないふりをして生活を送っていたのだろうかと思う.知らない人がその地に踏み入れそういう環境に置かれると最初におかしいと感じるだろうが、そうではないそこで長年暮らしている人はそれが当たり前という感覚になってしまうのかもしれない.

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 この関連では、暴力団追放運動を行った飲食店に手榴弾を投げ込んだり、組関係者のところにロケットランチャーが保管されていたりと驚くべき武器が存在した.

 これは、日本でテロ活動を行ったオウム真理教と同じである.オウム真理教も捜査の手が入り壊滅させられたが、工藤会もそれに倣えば一般市民を巻き込むテロ活動に類する犯罪を行った組織であり、その指導者は断罪されるべきであろう.

 

 今回の判決は地裁レベルのもので、この後、高裁、最高裁と裁判は続く模様.判決が確定するまで数年掛るだろう.また、今回の裁判で直接的証拠は当然なく、状況証拠のみで死刑判決を下された点が今後どうなるか気になる.