オミクロン株 将来への投資

 雨、気温は13度.この時期としては非常に高温である.暴風雨警報が出ており、外に出ると横殴りの風と雨で傘は殆ど役に立たない状況である.このまま雨が続き、夜には雪に変わるとの予報なので今日一日余り出歩かない方が良いだろう.

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 オミクロン株の日本で初めての感染者が出た.今回初めて検出されたが、今までの防疫体制ではすでに日本に上陸しているのは間違いないだろう.既にオミクロン株の流行は南アフリカだけではなくヨーロッパなど多くの国で発見されている.今回のルート以外にも日本全国の国際便の経路をしらみつぶしに調べる体制になっているとは正直思えない.

 

 オミクロン株は、相当の変異がありワクチンの有効性に疑問が持たれている.しかし、オミクロン株の伝染速度や重症度は不明であり、どの程度の規模で重症者が発生するのか不明である.それを調べるためには今後発生するコロナ患者の詳しい調査が必要である.

 

 新型コロナウイルスの発生から2年が経過しようとしているのだが、国の防疫体制は完璧とは言えない状況である.新たに構築したシステムのため色々な不備があり形になるのに時間が必要だというのは分かるが、余りにも対応能力が心許ない.これだけインターネットが発展し色々なことがネット化しているにも関わらずシステムが以前として郵便などのアナログに頼らざる負えないという点は改善の必要性がある.

 今回の情報衆知に紙などの媒体が使われているが、それに投資された費用というのは今後に全くつながらないものである.その理由は、今までにすでに構築されたシステムだからである.この投資によって郵便システムが新しいものに生まれ変わるのなら次の世代につながるのにそうでないところが寂しい.

 今後、新型コロナの経済的影響を緩和するために政府が予算を組んでいるが、旧態依然としたシステムに投資する予算と新しいシステムに変わるための予算と明確に分けて指し示すべきだろう.

 18歳以下の学生に10万円の給付を行おうとしているが、その金が日本国内の新しい産業に投資されて行くのなら良いが、何も生み出していかないもの或いは国内産業が関わらないものに投資され消えていくとしたら本末転倒になるだろう.

 新しい日本を作るためにもそういった視点での投資が本当に必要な時期に来ている.政府にはそういった発想を持ってほしいものである.