曇り、気温は15度。昨日の夜は雨が降り道路は濡れているがそれほど大雨にはならなかった。
北海道上空は西から東に前線を伴う低気圧が移動して行く。午後には北海道を刀りすぎるようだ。その後を高気圧が北海道を覆うため晴天が広がってくる。しかし、数日後に寒気がやってきて全道的に冷え込み峠は初雪もあるようだ。
昨日、衆議院選挙が始まった。前回の選挙で単独過半数を得た自民党がやはり驕りからか裏金問題を起こし国民から批判を受けた。まったくもって同じ過ちを繰り返す党である。今回の選挙はまさしく逆風が吹いていることが分かる。それでは自民党に代わり政権を担う野党が存在するかというと残念ながら存在しないのが日本の不幸である。
日本が導入した小選挙区は2大政党制を目指すためのものだったが、自民党以外の野党が少数乱立した状態は2大政党制に程遠いといえる。それを変えることができるのはキーとなる野党の存在だが、その左派系の党が何故か意見が食い違うと分裂を繰り返す素性なのだから仕方がない。その点が自民党との大きな違いで、自民党は意見が食い違っていても自民党とういう殻から出ることを嫌うグループである。現在の自民党党首の石破氏も自民党内では異端だったが決して党を出ることは無かった。
本当なら経営者党、労働者党などというような明確な区分けがあり、そのお互いの視点の違いから政策を訴えるような形が望ましいと思うのだが、この先もそういったことはなく矮小化した極端な意見を持つグループが離合集散するのだろう。
領土問題で争っていた過去は今はもうない。ロシアは自分たちの味方になるならどの国でも友好関係を結ぶ。世界の中で訓練された兵士を持つ国で戦争を行っていない国の一つが北朝鮮である。その兵士にロシア製の武器を持たせればロシアの一般男性を訓練して戦場に送り込むよりは有効なのは間違いない。北朝鮮は食糧危機の中、兵士の働き口を確保でき更にロシアの技術援助を受けられるとなればロシアの求めを受け入れるのは当たり前のことである。
ロシアと北朝鮮の軍事同盟化は予想された事態であるし、これで北朝鮮の武力が強化されれば日本にとって悪夢でしかない。そういったことを多くの日本人は考えたこともなく暮らしている。少なくとも中国、北朝鮮、ロシアが日本を追い詰めるのは予想できる事実である。
ロシアという強力な後ろ盾を得た北朝鮮は徐々に韓国に対して優位に立とうとしている。日本にとって38度線は防衛ラインに他ならないが、このまま北朝鮮が軍事力を強化すれば韓国も安泰ではいられない。もし、韓国が北朝鮮に対抗して核兵器を保有することになればその兵器は日本に向く可能性もある。その時日本はどう備えるのか?厳しい未来が待っているように思える。