晴れ、気温は11度。
北海道は大陸から移動してきた高気圧に覆われ晴天が続きそう。この高気圧が秋本番をもたらし木々が紅葉していく。
伊東市長の行動の不味い点は、彼女が弱い女性で些細なことでいじめられているという状況を有権者に見てもらえていないことだろう。
その男性に受け入れられやすいか弱い女性である点であるが、これは男女平等の観点から言えば女性らしさを見せることは自分の信念に逆らうことであり受け入れられないというところだろう。もし、そういった女の弱さを見せるならどこかで涙を流して同情を引こうとするだろうが、そういった弱みは見せていないところから強い女性を演じることに重きをおいているのだろう。
もう一点は、自分の行為を批判されて反論を繰り返す姿がどうしても太々しく見られてしまうところだろう。この辺りは難しいところだが、土下座なりの演出をして誠心誠意謝罪している姿が必要である。しかし、その点も強い人間を演じるためと最初の出だしを間違ってしまったため謝罪の場を設けることができなかった初動のミスが響いてしまった。
今後、市議会議員選挙に向けて自分を支持する議員が当選することを目指すと思われるが、彼女を表立って応援する姿勢を見せないで当選するのが良いのだが、それが当選後に公になれば更に騒動が加速すると思われ痛し痒しとなるだろう。
今話題をさらっているこちらもそう。こちらはこちらで弱い女性の性を見せてしまっている点でマイナス効果がある。浮気相手の男性職員について家族の状況は不明だが、そういった点も含めて今後情報が出てきた時の対応が必要になる点は時限爆弾のよう。今後男性職員の家庭崩壊などが報じられれば逃げようがない状況となるのは間違いないところが危うい。似たようなことで不倫をした後、相手男性の家庭が崩壊し元の奥さんが自殺した事件を起こした山尾氏の例もあるように厚顔無恥で再始動を企てたが世間から拒否された事例があるようにこういった行為については世間の風は冷たいと思った方が良い。
ではどうするのが正しいかというと、こちらは強い女を演じる必要があるだろう。既に謝罪会見を開いたわけで、その時に自分がラブホテルに誘ったという必要があっただろう。この会見では提案したのは男性側と主張している部分はマイナス。逆に自分が主導し判断的にはミスだったが最初に主張した通り男女関係はなかったと改めて言いきるべきだったのではないだろうか。今回の醜聞について世間に知られたのは事実である。この辺りを挽回するには自分の行動の正しさを主張してしまうのは初動として間違ったわけでそれを如何に自分に有利にさせる行動を取る必要がある。その有利にさせるためには、連日市政を正しく運営するための知恵を絞っていたことで仲間意識が芽生え、それが一時的に間違った行動を取らせてしまったというような一歩下がった主張に変えるべきだっただろう。少しづつ自分の主張を後退させながら時が経つのを待つべきだろう。その上で男性職員側に何らかの行動を取らせ事件を鎮静化させ今後の大きな問題が起きることを防ぐことも重要である。
続けざまに起きた女性市長の醜聞、女性だからという点を利用するのか利用しないのか、それは政治家としての分水嶺である。どちらを目指すのかによって政治家として次のステップに上がれるかあるいは弾きだされるかの未来が決まる。