曇り、時折雲間から朝日が差すが気温は低い。昨日の夜は雨が降ったが、今日はとうとう雪が降るようだ。

 雪と言えば、その雪が全て消え去ったのは、4月だった。
 北海道に本当に雪が無い季節は、5月から11月までの7か月間という事になる。一年の半分は雪に覆われていると言って良い。

 それを憂鬱というのか楽しみというのかはそれぞれの人の好みに依存する。しかし、その土の出ている年の半分で自分たちの食べる食料を作り、そしてその半分で消費するという営みを続けていれば、道民のせっかちなところが見えてくるのではないだろうか。

 いつも何かに追われるように仕事を早く終わらせようとする人が割かし多い。中には、何時ものんびりしている人もいるにはいる。

 まあこれはあくまで個人の感想だから、統計的な調査をしなければ実際のところは判らない。

 そう考えるとせっかちな道民気質が表れている所に、交差点の信号がある。

 交通規則は、黄色は注意で赤は止まれである。しかし、多くの道民は黄色は進め、赤は代り端は注意して進めなのである。更に言えば、黄色で通過することに喜びを感じていると言って良い。

 だから信号無視は必ずと言って良いほどどの交差点でも起きている。

 全ての人間がせっかちと言っているわけでは無い、そのせっかちの中にのんびり屋が混じるから不都合なことが起きる。すべての人間がせっかちならばそれなりにルールができていくだろう。

 まあ、雪が降る前に、庭仕事を片づけ、車のタイヤを交換してと、冬に備える仕事は必ずある。
 
 それを終えればどうあがいても冬が来るという事である。