雨男発言

 晴れ、気温は11度.比較的気温は高めである.昨日の雨雲が地表の熱の発散を抑えた結果である.

 並木道の紅葉もそろそろ終盤を迎えている.道路には落ち葉が風に揺られ、もうすでに全ての葉を落とした木もある.

 

 

headlines.yahoo.co.jp

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 今回の雨男発言についてそこまでの発言かどうか気になっている.発言の要旨は、報道では、「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が三つ」というものらしい.この言葉の前後の詳細が無ければどういう思いで発言したか伝わりにくいものである.

 これに関しては、この発言をした河野大臣が早々に謝罪してしまい終わりとなるようだ.

 本人が不謹慎と謝罪したのだから争うわけではないが、どうしてもニュースは言葉の断片を切り取って伝える傾向がある.作為があればどうにでもできる場合も存在する.

 

 人と話をするときに相手に不快感を与えるためにわざと話すときと、そんな気持ちもないのにたとえが不適切だったと後でわかる場合、更に不適切な発言ではないと自分では理解しているのに相手に誤解される場合と色々ある.

 自分の思い(強弱はある)を込めて口から出た言葉が、その途端に自分の意思のコントロールが効かない状態になり独り歩きしてしまう.

 さらに、相手によりそれが好意的に受け取られたり逆に不快ととられることもあるから厄介である.そうなると徐々に言葉を口にすることが億劫になり無口になってくる.

 おしゃべりの人はどう考えて言葉を発しているか気になるが、そもそもおしゃべりな人の話の内容はそもそもたいして価値のない話が大半なので聞いている人も深くその言葉を受け止めていないのだろうと思う.逆に無口な人がつぶやくとその言葉の影響力は大きいかもしれない.

 

 最近また大臣の失言がニュースに取り上げられる機会が多くなってきた.その理由は定かではないが、自民党政権の揚げ足をとり支持率を下げることを意図しているような気がする.

 公の場で発言するならやはり言葉尻を取られないよう十分吟味して発言する必要がある.それは、大臣の心得の一つだと思う.