安倍総理の顔

昔からだが、安倍総理は、話をするとき極めて冷静さを装うため表情を変えないように話そうとする。自分の心の動きを周囲に悟られないようにするつもりだろう。

 この動作は、きっと少年時代からのものではないかと想像するのだがどうだろう。
 最近の報道に、カメラ目線というものがあった。報道カメラに写されるときは、カメラをまっすぐ見て目線を動かさないというものだった。それも顔の表情がこわばっているため、まるで腹話術の人形のように見えた。
 
 以前このBlogにも書いたのだが、安倍総理の振る舞いは、生まれ育った環境の影響か、どこと無く周囲を気遣う様子も見せずお殿様然としている。偉そうに威張り散らしているのではない。代々続いた名家の倅が、魚の骨を毛抜きで抜いてもらい食してきたような、あくまでいやなものは周囲のものが見せないように気を配ってきた、あたかも無菌状態で育てられたように思う。

 だから、何か問題が起こっても周囲が手を回し安倍さん自身には害が及ぼさないような状況である。

 その姿はまさしく「クリスタルガラス」である。決して自分が汚れることはない。

 だから、今まで周囲の閣僚が問題を起こし次々と辞めたとしても、何故か安倍さん自身は無傷のように見えるのである。いくら報道機関が安倍さんの攻撃をしようとも、TVの前でその姿を見ている国民にはいささか傷ついた印象を与えない不思議な人である。

 今度の参議院選挙も、軽く受け流す様な気がするのは私だけだろうか?却って一生懸命安倍総理を傷つけようとしている野党が何かしら印象を落としているように思うのも私だけだろうか?

 これは、参議院選挙の結果が楽しみで仕方がない。