試合会場にはいけなかったけれど、TVで観戦した。
ドームは、満員の赤黒に波打っている。今日も満員である。この会場に居れた人は幸せだ。
試合開始とともに、静かな立ち上がり。札幌は、引き分けで狙いではなく勝ちに行く。そして前半早々の水戸のCKのチャンス。
何やら、J'sGOALのウイイレの動画を思い出させるシーン。きっとそう思った人は多いのではないだろうか。
そして、その動画を再現するようなヘッドではなかったが、フワーッとあがったボールはGK高木選手の伸ばした手を越えゴール。
その時、札幌が入れ替え戦に望む姿が頭をよぎる。
その後、水戸の動きのよさに中々ゴール前まで運べない。逆に押され続ける。そして前半終了近くになると。水戸は0−1で終えようとして攻めあがらなくなる。そこを札幌は見逃さなかった。西選手がうまく頭でパス。それを砂川選手が胸でトラップ。少し大きかったがそれが幸いした。ダヴィ選手がシュートを決め。1−1。
これで、試合の流れは札幌に移る。
後半開始後は、札幌の選手の動きが良くなり。水戸の攻撃をいなしつづける。前半開始の動きの悪さがうそのようである。
そして岡本選手のパスからダヴィ選手が抜け出し、相手を交わしゴール。
これで、後は試合終了を願うばかり。
そしてそれと同時に、他会場の東京V、京都がそろって引き分け。
試合終了と同時に札幌のJ2優勝が決まった。
本当に此処にくるまでは生みの苦しみであった。あれだけ順調だったはずが、あっという間に貯金を使い前節は東京Vに首位を譲る展開にまでなってしまった。8月まではこのまま独走で優勝のはずが、最終節には負ければ入れ替え戦に回る可能性もあった。本当に天国と地獄を味わったに違いない。
そしてとうとうこの結果を勝ち取った。
本当に長いシーズン。多くの選手が怪我や故障で居なくなり。どうなることかと思ったが、西、岡本、藤田、石井選手の若い世代がチームの危機を救うゴールを入れてくれた。本当に今後が楽しみな若手が出てくれた。
ベテランも危ない場面も数多く見せてくれたが、シーズンを通して活躍してくれた。
今日一日、自分も合わせ楽しい夢を見ながら眠ることができる。そして選手たちには明日からJ1の戦いに備えて欲しい。