盛者必衰

今日は、雲のある晴れ。秋晴れである。その代わり風は少々冷たい。インターネットの時代が日本で急速に発展して10年が経つ。それ以前は、これ程インフラが整っていなく、接続設定の難しさも相まって、一般の人には手の届かない代物だった。それがあれよと言うまもなく家庭に導入され、更に携帯電話からインターネットに接続され始めたと同時に爆発的に普及した。そしてそれが普及すると同時に、TV、新聞の影響力が相対的に低下し始めた。つい最近まで、誰がTVというものが衰えていくことを考えただろう。いつでもどこでもTVの画面があり、電源を入れるだけで番組が見られるという魔法の道具であったわけである。そこから情報を得るのが一般人には普通のことであった筈が、逆にTVがインターネットを使って情報を仕入れるようになってきたのである。そして今では、情報を獲得する手段としては、インターネットの方がTVより優れるようになってしまった。TVも今では、デジタル放送を取り入れ、情報を選択できるようになったが、それでもTV側から視聴者に情報を一方的に与えることには変わりない。情報を与える或いは、情報を独占してきた優位性が保たれなくなってきたわけである。更にTVの力となる広告料が減ってきたと報じられる今となっては、この退潮は止めようが無いのだろう。更にTV業界は縮小していく運命にある。それを乗り越える方法はあるのだろうか? 時間が無いのでこれについてはまた今度述べることにする。