今日は、曇り、一時太陽が顔を覗かせたがそれも直ぐに隠れてしまった。気温は12度、しかし風が無いため寒さをそれ程感じさせない。

 昨日の「たかじんのそこまで言って委員会」のなかで、闇社会と経済界の繋がりを、経済評論家の伊藤氏が話していた。昔なら、雑誌の中で語られていた事実であり中々放送されなかった事が、今やタブーではなくなりつつある。
 
 以前から表とは別に闇の社会が存在することは公然の秘密だったしそれを口にすることも憚れていたはずな。しかし、時代はそのことを容認してしまった感がある。
 更に驚きなのは、堂々と金融会社の名前が伏せられたとはいえ放送されていた。その主は、今や非難の的となっている構造改革の旗振り役の一員だった人の会社である。

 TV局は、スポンサーを大事にする。そのため自局の売り上げに係わる部分は放送されて来なかった。それが音が被されていたとはいえ放送されるという事は、既にスポンサーとしての魅力を失ったという事に他ならない。
 放送局が良識を取り戻したという事ではなく、ただ単に営業的魅力を失って突き放されたといってよいだろう。

 ただこの不景気で格差社会が広まり、更に闇社会と表社会が繋がる事で、ますますアンダーグランドの世界の勢力が強まれば、ますます格差が広がる事が予想される。それは富の公平な分配がそがれるためである。普通なら国民に平等に与えられる富の数%が常に減らされことに成れば、国民が別のところに税金を納めていると同じ事である。そして闇社会は、その掠め取った富を決して国民のためには使ってくれない。