憧れの国

 晴れ、気温は0度.旭川、函館では初雪があり何時雪が積もってもおかしくない時期になってしまった.朝晩のストーブは必須になってしまっている.

 

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 北朝鮮のミサイル発射.本当に腹立たしい.しかし、ロシアの結びつきの強化が言われており、取引の結果でロシアのミサイル技術が移転されれば本当に危険な国家となる.誰も相手にしなければ良いのだが、世界には色々な国があるため敵の敵は味方とばかり接近する国が出てくる.自国の利益を追求すれば他国の不利益は関係ないという考えの国もある.ロシアが引き起こしたウクライナとの戦争は北朝鮮を勢いづかせた感じがする.

 

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芸人の小原プラスさんの話が納得させるものがある.

その内容は、極端にまとめるなら「自由主義国家は、境遇に格差が生じるが社会主義国家は皆の境遇はある程度平等である.」である.

全ての人が平等に貧しければ不満は出ないしお互いに助け合おうという精神が生まれる.逆に自由主義は競争が当たり前で競争に勝てば裕福な暮らしができる.逆に負ければ貧しい暮らしを享受しなければならない.競争というのは一見平等に見えるが精神的な部分で圧迫された社会を生む.更に今の現状は家庭環境が子供の将来を決めている.スタートラインから異なれば人生が逆転することは稀な状況になる.その辺りの不平等さは変えていく必要がある.

 だから、北朝鮮がいくら貧しくとも国家の中で国民は一定の制約の中で平等を保つ仕組みになっている.現状は支配者階級は恵まれた生活をしているのだが、その支配される側の国民は等しく貧しく食糧に困っていても周りが同じ状況なら我慢ができる状況なのだろう.

 だから、いくら自由主義国家がバラ色だと訴えてもその自由を謳歌するには一定の収入が必要だし、一度その枠から外れれば自由を謳歌することは困難になる.

 

 自由主義国家が全て素晴らしいわけではない.どこかに矛盾が存在し解決しなければならない部分が発生する.だから社会の制度として弱者を救済するシステムがある.共産主義国家でも中国のように短期間で経済成長したような国は、その富の配分で不正を生み国民の中で貧富の差が発生している珍しい共産主義国家となっている.明らかに共産主義の思想からは逸脱しており、共産主義の皮を被った独裁国家になっている.

 

もし、北朝鮮国民が自由主義国家に憧れを持つように期待するなら、その周辺国の日本や韓国があこがれの国になる必要がある.