才能

 雲が空一面に広がっている。見渡す限り青空は見えない。気温もそれ程高くなく17,8度だろうか。今日は、にわか雨が日中有るらしい。

 今日の朝のニュースで、ゴルフの宮里選手が優勝したと伝えている。もう一つと言うところで足踏していた去年までの彼女が、今年これで4勝目である。去年の彼女と今年の彼女との差はどこにあるのだろうか?
 
 きっとその一つ勝つ勝たないと言うのは、結果でしか無かったのだろう。何時でも勝てるは、何時も勝てないと表裏一体である。それを覆すのは運或いは、それ以上の何かを掴んだと言うことだろう。
 例えば、運で一勝はできるかもしれない。しかし、4勝したのは、やはり実力が他の選手とは明らかに違うところに来たという証である。素晴らしい。

 ゴルフといえば、石川選手であるが、彼も既に18歳にして違う境地に到達している。あの若さでデビュー当時から精神的強さは抜きん出ていた。どの様な状況でも、冷静に応対できるのは自分でも真似ができないことである。
 今週も全米オープンで苦戦しているが、ここはと言うところで挽回する力は、並の選手ではない。才能と練習量は並大抵のものではないだろう。
 きっと同年代の若者は、あの才能を羨むだろう。しかし、その才能も鍛えなければ伸びるどころか止まってしまうものだと言うことを知らなければならない。
 人と同じ努力をしていては、同じしか成長は無い。人より努力してその上にいける。まずは努力である。才能は、努力と別なところに有る。

 しかし、W杯に出てくる選手しかり、ゴルフの石川、宮里選手しかり、その凄さに感動する。自分も若い時にあれだけ努力すればあの位置に立つことが出来ただろうか?
 その環境がなかったと言えばそれまでだが、それ以外のところで自分に満足をしてしまったのかもしれない。
 その人生がやり直しが効かないところが残念。