情けない話

引用 共同通信 47news(http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011022401000578.html

NZ地震、日本人記者2人拘束か 外出禁止令の中、病院へ

 【クライストチャーチ共同】ニュージーランド南島クライストチャーチ市で起きた大規模地震の被災者取材のため、同市内の病院に入り込もうとした日本人記者2人が地元警察に拘束された。ニュージーランドのメディアが24日報じた。

 報道によると、2人の記者は23日から24日にかけての夜、被災者にインタビューしようと病院に「侵入」を試みたが、病院側の通報を受けて警察が2人を拘束した。

 地震被害が甚大な同市中心部には夜間外出禁止令が出されており、警察は、許可なく対象域内に立ち入れば逮捕するとメディア側に警告していたという。記者の所属や名前は報じていない。

 昨日の報道ステーションのニュースも酷かった。

 被災者の家族が、富山から出発しようとしているところを映像でとらえ更に家族にマイクを向けて話を取ろうとする姿をみて、本当にマスコミの自分たちの仕事のためなら相手の心情を考えていない事が良く分かる報道姿勢だった。

 決してTVの前の視聴者は、この時期の家族の心情を聞きたいとは思わない。インタビューはこの時期に行う必要性が無いと思っているはずである。

 

 更に、TVクルーは避難所に押しかけインタビューを行う。こういった災害にあった直後呆然としている人たちに話を聞く意味が分からない。そして見たいとも思わない。

 日本人のマスコミが被災地に大挙して押しかけうろつきまわり、まるで日本にいるかのようにふるまう姿は、地獄の餓鬼に等しいさえ思う。

 さんざん今まで災害報道の在り方が問われてきたのではないか、そこから何の反省もなく繰り返されるごみのような報道の在り方に怒りというより同じ日本人として情けなさを覚える。