コンサドーレ札幌という船は沈み始めているのか?

 今日は、昨日の猛吹雪から一夜明けて、多くの積雪を残して通り過ぎたようだ。朝から家の前を除雪する人の姿が見える。それにしても除雪している人間の殆どがじいちゃんばあちゃんである。若者はまだ寝ている時間なのだろうか?


 新年が明けてから何か変わったことがあったと言えば日本的には12月から何の変化もない。ただ大みそかと正月が連続して訪れそのまま時間とともに去って行ったというべきだろう。

 
 今年初めてのコンサドーレ札幌の話題。

 何と札幌のメンバーのうち、以下の選手がチームを離れていった。

 GK 佐藤選手
 DF 石川選手
 DF 吉弘選手
 DF 藤山選手
 DF 箕輪選手
 DF 堀田選手
 DF 西嶋選手
 MF 上里選手(レンタル)
 MF 藤田選手
 MF 李選手

 その後、砂川選手の再契約、高木選手の完全移籍などの報道があり、新しく数名の新入団選手の発表があった。これを受けて、HFCの社長がこう語った。

引用 日刊スポーツ(http://www.nikkansports.com/soccer/news/p-sc-tp0-20110105-721074.html

札幌仕事始め 社長、昇格に自信見せる

 コンサドーレ札幌を運営する北海道フットボールクラブ(HFC)が4日、11年の業務を開始した。今季の戦力は現在、23選手まで発表されているが、矢萩竹美社長(60)は「24から25人体制でいきたいと考えている」と、当初予定の23人前後から増員する方針を明かした。西嶋、石川らDF選手の大量流出も、新たにDFチアゴ、山下、MF河合ら即戦力を補強。同社長は「十分(J2)3位を狙えるチーム。強化費は下がったが、昇格を目指せる編成になる」と自信を見せた。

 これを見て自分の頭に浮かんだ言葉

「寝言は寝て言え」

 確かに人数合わせはできた、しかしこの選手たちを上手く使いこなすことは、石崎監督には無理。それが出来たら今頃昇格しているはず。また一年、試行錯誤の日々が続くのだろう。
 この選手たちで、どういうサッカーができるのかさえも想像できない。全く未知数の人間を寄せ集め、3月の開幕に間に合わせることが出来るなどとは自分は思えない。

 今までの戦術を捨て、ゴール前の守りを固めてカウンターに変えるというなら別だが、きっとそんなことはしないだろう。あくまでもJ1で通じるサッカーを目指しているのなら。

 そしてそれを教えたはずの選手たちが逃げ出すということである。ハッキリ言って移籍する選手たちは、HFCと石崎監督にJ1昇格の望みは無いと感じたから。

 また一年無駄な時間を過ごすのを黙ってみているしかない。そう言えば、J1に昇格すると言って果たせなかった責任をHFCの役員、責任者を合わせ誰か取ったのだろうか?
 まあトップが能天気な発言が出るくらいだから、札幌というチームがどうなっても自分には責任は無いと思っているのだろう。

 
 コンサドーレ札幌に縁のある水沢さんがオーナーのレラカムイも悲惨な状況である。同じ運命をコンサドーレが辿らないとは限らない。もしかしたら負債の少ない内にJリーグに運営を肩代わりしてもらった方が被害が少なく、再建も早いのではないだろうか。

 コンサドーレ札幌が、地域に根ざした真の道民のためのサッカークラブとして運営されることを切に願うだけである。