Windows8

 曇り、さっきまで時折小雨がぱらついた時もある。風はぬるい感じがする。


引用 PC Watch(http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110915_477441.html) 

マイクロソフト、「Windows 8」の詳細を明らかに--BUILDイベント

Microsoftは米国時間9月13日、カリフォルニア州アナハイムで開催された同社のBUILDイベントで、同社の次世代OS「Windows 8」の詳細をついに明らかにした。

 Microsoftのプレジデントを務めるSteven Sinofsky氏によると、Windows 8は「Windowsがなり得る姿を大胆に再度想像したもの」であるという。

フォトレポート:「Windows 8」の新機能  現行および次世代のPCハードウェア上で動作するように設計されたWindows 8には、Touch-Firstユーザーインターフェースとともに、「Windows Phone 7」で導入された「Metro」設計言語を使用する、いわゆる没入型フルスクリーンアプリケーション向けのプログラミングモデルが新たに導入されている。

このところ、マック、アンドロイドに押され影が薄くなり始めた、かっての巨大企業マイクロソフトであるが、新OSで失地挽回の動きを見せているが、しかし、初動の遅れにより相当離されている状況でどれだけその差を詰めることができるだろうか?

既にOSは、ユーザーにとってWEBを見るためのベースとしての意識しかない。マイクロソフトはそのベースに機能を山盛り追加しあまりにも巨大なベースを作り上げたため、機動性に劣り、更にマニアックな操作をユーザーに強いる結果となってしまった。

今のマイクロソフトは、過去の遺産で食いつないでいる状況である。

巨大戦艦が故、その消費する燃費は相当量で、色々な方面から資金を回収しようとしている姿は既に守銭奴めいている。以前のマイクロソフトならユーザーにまず使ってもらうという流れから資金回収を前面には押し出してはいなかった。

しかし、そのあざとさは、他の競争相手を如何に排除するかに力を注ぎ始めてから、その表の顔とは別に胡散臭さを醸し出していたものである。

既にOSは、WindowsXP程度の能力で十分で、それ以上のものをユーザーは求めてはいなかった。いくら画面が派手になろうとできることは一緒で、その先にあるのは未来でも何でもなかった。今のWindows7程度の外観は、XPでも実現できていた。

しかし、何時までもWindowsXPを使われては困るマイクロソフトは、Windows7に移行させるためあの手この手でユーザーを苦しめてきた。それは、会社が生き残るために必要な手段であるのは判るが、ユーザーは味方であって敵ではないはずである。

その辺りのやり方の結果が今の現状だろう。Windows8も確かに画期的な製品なのだろう。しかし、それが目新しいかと言えば、既に現状で実現しているものに何やらおまけをつけて売り出してきたようなものである。その思想に、ユーザーのためという視点が確実に欠けている。

だからと言って、このままマイクロソフトが消えていくとは思っていない。同じことはマックやグーグルにも言えることである。いつの世もユーザーの好みから乖離すれば、業績は地に落ちるものである。

それは、どの企業も同じことである。それを知りながら動かざる負えないところに巨大化した会社の宿命ともいえる暗闇が存在するのだろう。