医師免許

 朝から雨が降り出した。最初は小雨だったのだが、徐々に本降りになってきた。天気予報では、週末は山間部で雪だそうで、冬は確実に近づいている。


引用 朝日新聞(http://www.asahi.com/national/update/0929/TKY201109290573.html) 

医師・歯科医計51人を処分 免許取り消しは2人

厚生労働省は29日、医道審議会の答申を受け、有罪が確定するなどした医師32人、歯科医師19人の計51人に対する行政処分を発表した。免許の取り消しは2人、1カ月〜3年の業務停止は42人、戒告は7人。処分の発効は10月13日。

 医師数は全国で26万人程度、歯科医師数は10万人程度存在する。合わせれば36万人の医師、歯科医師が存在しその中の51人が処分された訳である。

 それなりの数が居て、犯罪を犯す人数の比率からすればこんなもの、あるいはこれは隠れた氷山の一角でこの灰色の部分に数百、数千の数が隠れているのかもしれないが、それは判らない。


 しかし、その犯罪の内容を見てみると、ワイセツ事件と、麻薬、覚せい剤事件が大半を占め、残りが不正請求や医療に係る事件である。

 その職業柄、抑圧された精神を解放するために行う犯罪行為がそちらに流れるのも、その資格を取るために生まれてから成人になるために費やした環境とその後の職場の環境が大いに関係しているのだろう。

 ただ、医師、歯科医師は、それなりに専門資格として分類できる職業なので、他の職種と比べて統計がとりやすい。その他の職種がどのような犯罪を犯しやすいかデータを取るのは難しいだろう。

 結果的に医師免許を取り上げられたのは、2人。その他の人は、医業停止で長くて3年でまた医療に携わることになる。人の命を預かる職業であるのだから、もう少し厳しい処分でも構わないのではないだろうか?

 例えば、その医業停止が明けた時に、再度国家試験を受験させある程度の点数を取らないと停止を解除しないというくらいの方法が有っても良いだろう。