今年一年

 朝から雪、今日は20cm位積もりそう。それでも気温は低いので、サラサラ雪である。除雪もそんなに苦では無い。


 あっという間にもう月半ばである。もう来年のスケジュールが入ってきている。慌ただしいとはこのことである。


 今年一年、やはり一番残念なのは、政治が混乱を極めたことである。民主党も酷かったが、自民党も結局建設的なことを行わずに反対野党と化していたことが日本が進まなかった理由である。

 またそれに輪を掛けたのがマスコミの報道だろう。テレビ、雑誌、新聞にしても見る、読む人が興味を引き視聴率、部数が増えれば自分たちの稼ぎが上がるという事で、上げたり降ろしたり、はたまたマッチポンプに努めたり、更に酷いのは、自分たちのムラ社会を守るためなら恥も外聞もない姿を晒したり、本当に見ていて見苦しいと思う世の中に様変わりしてしまった。

 個人情報の保護というけれど、率先してそれを暴露してきたのがマスコミであった。そこに人権は存在しなく、有るのはマスコミという団体の権力意識であった。

 本当に情報網の発達は、世間を狭くした。それは良い事でもあり悪い事でもあった。

 本来なら情報網には、正しい情報のみ流れなくてはならないはずなのに、その上を覆うように悪い情報もセットで流れるようになってしまった。そして正義は隅に追いやられ、溢れる情報の大半は、ごみのような、あるいは毒ガスのような、それに触れる物の心を惑わせるものが占めるようになってしまった。

 インターネットは、人間の本能を増幅させる。そして人間の醜さを露呈させる道具になった。ここまでくれば、情報の質の限界を超えたと言って良いだろう。そういった道具はいつの日か徐々に淘汰されていく。インターネットの隆盛も、悪意により消滅する過程をたどるのであろう。