エネルギー

 雪、それ程酷くは無い。気温はマイナス10度前後。

 このblogを書いていて気付くのは、朝の雪が殆ど無いことである。殆どの雪が日中夜中という事が多く、朝方は余り降らない。これは地形的な物が大きい。その一つがやはり山からの山風と海からの海風が朝夕で向きを変えることからだろう。

 今年の雪は、平年並みと思っていたら、ここに来て予想を裏切りここ数日の降雪で平年より多いくらいになってきた。まだ2月なのでこの後、3月初旬の間までは大雪が降る可能性は残っている。

 雪が家を取り囲めば、丁度雪が断熱材代りとなって、家の中は比較的暖かくなる。丁度エスキモーのイーグルが氷でできているのに中は暖かいのと原理は同じである。

 これだけ降る雪、上手く利用すれば都会の暖房費は今より少なくなるだろう。都会は、暖房で建物を温める以上に外気に放出してしまうエネルギーが大きすぎる。この排熱を再利用できれば今よりもっとエネルギー量を減らせる暮らしができることだろう。

 その実験の舞台に北海道はふさわしいと思う。何故なら冬は雪が降り非常に寒く、夏は暑いという寒暖の差は、冬に冷気を蓄え、夏に放出し、夏は熱を蓄えて冬放出するという一年間でのサイクルが可能な地域だからである。

 原子力が止まった今、そういった仕組み考えて行かなければならないだろう。もし、そういった自然エネルギーを活用できるようになれば、北海道は土地が広いので人が生活するのに最適な場所になるだろう。