ガン治療

 晴れ、気温はマイナス5度くらい。

 随分日が高く昇り、春が来たような感じだが、まだまだ本格的な春は4月を過ぎてからである。

 

引用 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130319/k10013312071000.html

がんを作り出すと考えられている細胞「がん幹細胞」を死滅させ、がんの根本的な治療を目指す、国内で初めての臨床研究を、千葉県にある国立がん研究センター東病院が、胃がんの患者を対象にスタートさせました。

がんの新たな治療法の開発につながるか注目されます。

 

 このニュース、数週間前からニュースに流れ始め、ついに臨床試験にたどり着いたニュースがでた。こういった発見は、動物レベルの実験段階では有用性は確かめられたという話題が度々出るが、いざ人に試す段階まで辿りつくものは少ない。

 抗癌剤などは、その一つでもある。動物実験で有用性が確かめられ、人に使われる段階では、それ程の効果が無く、それもこの幹細胞が原因であった。この休眠状態のガン幹細胞は、抗癌剤の効き目が弱く、更に休眠状態のため放射線も効果が無い。

 そのガン幹細胞の休眠状態を解いてやることで、抗癌剤放射線治療の効果を高めようというものである。もし効果が有ればすごいことである。

 以前からガンの根本治療は外科手術しか無かった。抗癌剤が効く場合も有ったがやはり再発により死ぬという事が繰り返されてきた。

 

 外科手術で取りきれたとしても、手術前に動いていた機能を省くことになるので、その後のQOLに影響を及ぼさざる負えない状態であった。

 もし、この治療法が実験と同様の成果を上げれば、もう切らずに治せるという時代が来るという事である。ただし、それなりに抗癌剤も正常な組織にとっては毒物である。

 これがそういった毒物を使わず、正常な状態に戻せればガンという病気は人間にとって怖い病気では無くなる結果になるという事である。この試験の成功を願うばかりである。