iPhone の夢

 晴れ、朝の6時で18度と今日は夏に戻ったような気温である。日中は暑くなりそうである。

引用 NHKhttp://www3.nhk.or.jp/news/html/20130920/t10014682081000.html

アップルのスマートフォン、iPhoneの新型機種の販売が20日から始まり、携帯電話各社の販売店などでは開店前から行列ができました。

 新型iPhoneが発売に成り、日本では大きな話題となっている。これは、世界中を巻き込んだ人気を作ろうとする動きも相まっていると思う。

 消費者は、最初そういったブームに流される。新し物好きという人間心理を上手く利用し、話題作りをしているが、実際のところ余りこれといった魅力的な機能が存在しないのも事実である。間違いなくこれは一過性のものに終わる気がする。

 これと同じようなことが、ガラパゴス携帯と呼ばれた日本の携帯端末がある。毎回、通信仕様を変えそれに合わせて新型の端末を大々的に売り出す。半期ごとに売り出すものだからその機能に目新しさは無くなり始め、終いには新型を出しても時代はスマホに変わってしまい、あたかも時代遅れの遺物を売り出しているような状態になってしまった。

 実際のところ、スマホの機能を充分に利用している人はどの程度存在するだろうか?甚だ疑問である。月間の使い放題を契約していてもその元を充分に取れるほどの利用はしていないはずである。自分の周りの大人と呼ばれる世代の使い方は、メールであったりSNSであったりLINEであったりするが、それ程ヘビーに使っていない。使っている時間は一日を通してもせいぜい2,3時間だろう。その時間当たりの使用量を考えれば利用料は高すぎるだろう。

 今回通信キャリア各社もLTEをメインに販促を掛けている。通信速度が速くなったから動画などの重たいデータのやり取りをしようという事らしい。でも考えてみれば、そんな重たいデータを見ることは殆ど無い。実際のところは通信キャリアの新しい売り物として動画サービスで課金しようと考えているだけだろう。そこにあるのは如何に使わせるかという考えだけだろう。

 多くの人が本当に使用するデータ量は、本来なら昔の携帯レベルのデータに過ぎない。それなら、携帯を使い、月々の使用料を抑えた方がお財布には優しい筈である。

 できることならそういった需要に合う、新型携帯を出して欲しいのだが、そういった考えを持つ端末メーカーは残念ながら存在しない。

 我々消費者は、そういったものに踊らされているだけなのだろう。