コンサドーレ札幌の事

 晴れ、気温は1度くらい。

 遅くなってしまったが、コンサドーレ札幌の試合の感想を書く。ドームに行かず自宅観戦であった。試合は、ご存知の通り1-0で千葉に勝利することができた。やはりこの試合は、内村選手の頑張り以外に無い。あのイエローから自分がこの試合を決めるという気迫が選手全員に乗り移ったともいえる。

 きっと選手の何人かは、前半得点を決められず、千葉の圧力に押し込まれ、得点されるのではないかと怯えたと思う。そして、もしかすると負けるあるいは引き分けると考えた選手もいたと思う。しかし、内村選手の戦おうという気持ちがもう一度奮い立たせたと思う。

 ただし、次の神戸戦は厳しい。相手は既にJ1に限りなく近く、昇格したと言っても良い状態であり、J2で優勝してJ1に昇格したいと口に出しているチームである。今まで戦った中で神戸との相性は余り良くない。相手が札幌というチームを舐めて掛かってくる。それが悪い意味で影響せず、札幌に得点されようとも何時でも逆転できるという心の余裕で戦っているように見える。

 Wikiで見てみると2012年時点で4勝6敗4引き分けらしい(調べてくれた人ありがとうございます)。それ程極端に離されていないのだが、余り勝ったという印象は無い。

 更に親会社が持つ野球チームは、優勝したのだから、当然サッカーもJ2で優勝という思いは強いだろう。ここは、札幌がプレーオフに出るための思いとのぶつかり合いである。当然チーム力の差は、相手の外国人選手の質から言えば劣性である。それをも跳ね返す強い思いが札幌に無ければ勝つことは厳しいだろう。

 更に内のエースが出場停止となっていては、戦う前からこちらは厳しく、神戸にとっては楽な試合と思っているだろう。相手にとって内に勝ってガンバとの差を開かせないようにして、相手がこけるのを待つという残り試合になっているだろう。

 できるならその心の隙を突き、試合に勝つことができればというのが一サポーターの思いである。

 当然ドームに行かなければという思いは強いのだが、残念ながら所用が有り現地に出向けない。本当に残念である。同じ札幌にいるのだが、別な場所で出なければ会合が有り、そこを退席してでも行くのが本当なのだが。

 今年の目標は、若手選手の底上げだった。若手に経験を積ませるために昨年主力と言われる選手を切ったわけである。そしてJ2で一年を戦い。前半はダメダメで、後半も大事な試合という試合を悉く落とし今の順位にある。

 それでもJ2ではそこそこやれるという自信がついたのではないだろうか、更に監督も、Jリーグの監督一年目で、不安定な部分もあったが、選手と共にそこそこ成長したのではないだろうか。新人監督としては上出来である。このままプレイオフ圏内に入り、試合を戦う事が出来れば更にチームは成長するだろう。何故なら、諦めたらそこで終わりという事を選手たちは、この数試合で気付いただろう。それを忘れて欲しくは無い。

 この経験を上手く生かすことができれば、来年はJ1昇格も夢では無い。自分の予想では、後2,3年順調に育てばJ1に定着できるチームに成ると思うが、それまでにJ1に昇格してはならないということは無い。また一年で降格しようともJ1という大地が選手を更に育てることができるはずだからである。

 今まで3位は自動昇格できたのが、J2内で最後にしのぎを削るのも面白い。J1リーグも2季制でやるのは仕方が無いが、最後までどのチームを目標を持って戦える形式が望ましい。今の札幌にとってこの制度は本当に最後まで選手にやる気を出させるものである。J2への降格も下位6チームぐらいで争わせると更に下位も白熱するのでは無いだろうか。