曇り、気温はマイナス1度。
今週末、コンサドーレ札幌は、長良川で岐阜と戦う。そういえば、戦国時代、長良川の合戦が有って、それは骨肉の争いだった。
今回の試合は、札幌はプレイオフに向けた負けられない試合だし、岐阜はJ3への降格を防ぐ試合でもある。お互いに負けられないのは同じで、相当白熱した試合が見られるだろう。
更にその試合に拍車を掛けるのは、札幌はビンが出るであろう試合がベトナムでテレビ放送されパブリックビューイングも計画されている。対して岐阜は、元日本代表だった服部の引退試合というお互いに試合を盛り上げる要素が満載である。
札幌は、今季ここぞという試合で下位に負け、最終的に今の結果となっている。そういう意味で下位相手に攻め込むが得点を取るための工夫が足りずゴール前をこじ開けることができない試合が数多くあった。
その無理攻めで前に人数を掛け過ぎ、その隙を突かれカウンターあるいは、攻め疲れから相手に得点をゆるし負けてしまうという戦いを繰り返してきたのだった。
そういう意味で、今度の試合、前半の岐阜は、札幌の攻め疲れと隙を突くために、自陣前の守備を優先に考えて試合に臨むだろうと予想する。
その相手の守りにじれることなく、パス回しだけでは無くミドルからシュートを打つような前回の神戸戦のような戦いが必要だろう。相手がゴール前を固めれば自然とミドルの距離はプレッシャーが少なくなりシュートチャンスは増える。それを繰り返し、サイド攻撃を織り交ぜれば何とか得点の機会は出てくるのではないだろうか。
あるいは、相手の岐阜が最初から攻め合いに持ち込むかもしれないが、カウンターの得意な札幌にとって望むところだろう。
この試合、まず勝たなければ札幌にとって今季終了に成るわけだから、前半引いて戦う事は考えれれないが、却って相手の出方を伺う意味でもその作戦もあることはある。ただそれで行って試合を引き分けたりすることは、選手にとって本望では無く、却って自分たちが攻め込んで負けたのならあきらめもつくだろう。
お互い負けられない試合に成る。この試合に掛ける選手の気持ちの強い方が勝利を得るのは間違いない。この先の自分たちの生活や将来が掛かっているのだから、その試合を熱く応援するのはサポーターの役割である。