カーリング

 曇り、気温はマイナス2度くらい。

 昨日は、寝不足で深夜に行われる試合をさすがに生では見ることが出来なかった。それでも5時前には起き、録画した放送を早送りしながら見た。

 結果は、ご存知の通り、日本がノルウェーに勝利しソチオリンピックの出場権を確保した。これはおめでとうである。

 しかし、出場権を獲得したが、日本の戦いぶりを見た中では、上位との壁は大きいと感じた。ソチオリンピックカーリングの出場枠は、2012年、2013年の世界選手権で決められるランキングの上位7か国と開催国のロシア、そして今回の最終予選を通過した2か国の計10か国である。

 今回の最終予選の2位と言うのは、上位から数えて10番目という事である。(開催国ロシアもランキングは6位)

 今回の予選で争った各国も、日本よりはランキングが下の国が殆どで、ドイツが直ぐ上の9位につけているくらいである。中国はそのランキングでは日本の下の11位であるが、それでも日本と中国の差は大きかった。

 中国と何が違ったかというと、やはりショットの正確性である。日本にはここぞという時のショットの確実性が中国より低かった。

 

 本番で戦う相手は、中国よりも更に確実性が高いと思われ、そこを超すには、やはり精神力が物を言う。ランキングが低くても相手がミスをしてくれれば何とか勝つことができる。そういうゲームであるので、日本が必ずしも負けるわけでは無いのだが、日本男子の戦いが、他の参加国に通じなかったように、日本女子が出場した際は、そういった結果に成る可能性の方が高い。

 しかし、これは次へのステップである。このステップを超えることで次の世代に繋げることができる。今回の北海道銀行のチーム以外にも、次々とチームが出来、通年型のリンクも北海道各地に出来始めている。徐々に基盤は出来始めており、これから選手層はもっと厚くなるだろう。

 

 この先ずーっと北海道銀行のチームが勝ち続ける可能性は低いとみるべきだろう。その切磋琢磨が出来て初めて世界の頂点に立つことができるはずである。

 そういった意味で、今回の北海道銀行の予選突破は、カーリングをしている競技者の励みになるだろう。