スポーツニュース

 曇り、気温は0度。

 寒さのピークも峠を越し、これから寒い日は有っても、そういった日は少なくなり、徐々に積もっていた雪も減り始める。もう2か月もすれば4月に成り春がやって来る。

 

 今日の朝のニュースは、白石の少女が無事見つかったことと、日ハムのキャンプの話題を道内のローカルで流していた。

 少女は無事に見つかったことは何よりであり、誘拐で無いとしたら寒さが続いていたので命の保証は無かったわけで、複雑な思いはする。

 更に日ハムの話題は、あの斉藤投手の話題ばかりであった。きっと復活の物語を作り出す、或いは失敗したとしてもそれを何らかの話題作りのためのコンテンツという事だろう。

 

 スポーツ選手には、活躍してナンボの世界である。活躍せず名前が出てこなければいつの間にか消えてしまう。やはりスポットライトが当たるのは活躍している間だけである。

 日ハムの中で今スポットライトを浴びているのは、大谷、中田翔、稲葉、陽位なもので、斉藤は今季活躍しなければ画面から消えていく対象である。ただし、彼の場合活躍せずとも、今までのお騒がせの部分もあるので、きっとテレビやマスコミで伝えられるだろうが、名前の前に「あの田中将大と甲子園で投げ合った」という言葉が付くのようになる。

 決してコンサドーレ札幌の話題が無いことが悔しいというわけでは無い。何故なら、Jリーグの更にJ2であり、誇れる位置にいるわけでもない。更に言えば、サッカー選手の様子が日本で連日放送されるような機会は何処にもないわけで、サッカーは日本ではまだまだマイナーな競技なのである。

 何故なら、テレビを見る層がやはり野球がまだスポーツの中心であった頃に少年時代を過ごした40代以上の娯楽だからである。その層が健在な限りまだその地位は揺るがないだろう。

 却ってその下の世代は、野球では無くサッカーであり、その層のテレビ視聴時間は確実に減っているからである。

 そして、ソチオリンピックは後4日に迫っているが、残念ながら世間の盛り上がりはさほどではない。テレビでは連日あと何日とお知らせが流れるが、実際のところ熱狂してテレビの前にかじりつくことは無いのではないだろうか?

 

 興味があると言えば、高梨選手の活躍であり、カーリングの女子日本代表である。その放送くらいは見たいと思うが、他の競技を深夜まで起きて見ることは無いだろう。さらにスポーツは速報性の世界であり、結果が判ってしまうとたちまち録画を見ようという気持ちが低くなる。

 この世間の熱気の無さは、日本国内のウインタースポーツをする人口が確実に減っているという事の裏返しでもある。