日本代表の事、藤田、西の事

 曇り、昨日の夜から降り始めた雪は10cmほど積もった程度だった。先週の天気予報では、大変な積雪に成るかと案じたがまだそれ程では無い。


 今日は、日本代表の試合である。試合出場が無い香川、不調の本田とW杯はもう少しだというのに、日本の主力のコンディションが心配である。

 海外組が大勢出て、日本人の活躍が目立っていたが、ここに来て逆風が吹いているようだ。それも案外W杯の影響があるのかもしれない。

 地元ファンにとって贔屓するチームの選手は当然かわいいだろうが、W杯が近付くとそんなことばかり言っていられないだろう。自国の代表の選手が、活躍すればより嬉しいものである。その中で外国人選手が戦うところに何らかのギャップが生まれてくる可能性は大きい。

 日本のマスコミも、海外のマスコミも同様なのだが、持ち上げて持ち上げて落とす。その評価が一定でないところが問題である。得点を取ればそれだけで他の事が不満足でも大いに持ち上げ、それが無ければ必要以上に下げる。その状態は、傍目で見ていても明らかに異常である。

 自分ならそんな状況で実力を充分に発揮することはできないだろう。そんな状況でもものとせず跳ね返す精神を持った選手もいるだろうが、本来の実力を発揮しづらいのは確かだろう。もう少し、全体が冷静な評価を下せるようになればと願うばかりである。香川、本田の活躍が見れないのが本当に寂しいからである。


 そのほかに気になったのが、新潟に移籍した藤田が湘南に期限付き移籍したことである。同年代の鹿島の西もそうだが、コンサドーレユース出身の選手が所属のチームで活躍できず浮いてしまう状態になっているのを見るのは寂しいものである。

 2人とも海外志向が有ったから、W杯のこの時期に海外で活躍し、日本代表に成るのを夢見ていただろう。しかも西などは代表の試合に出て代表経験が有る選手なのだから。しかし、残念ながらその夢は叶う事は出来なかった。次のW杯には、30歳近くになり日本代表に選ばれるのはよほどのことが無い限り厳しい。その現状を受け入れるのは本人たちもつらいだろうが、他チームに移籍した後も応援していた自分としても非常に残念である。できることなら日本代表で活躍姿を見せて欲しい。

 以前にも書いたが、石井のように他チームで選手として活躍した後、また札幌に戻りチームの一員になったように、藤田、西もまた札幌に戻ってきてほしい。今でも札幌を応援するサポーターの多くがそれを望んでいるだろう。彼らに憧れて札幌のユースに入り、後を追う選手が大勢出てきた状況でそういった循環が普通にできることこそコンサドーレがファミリーになったと言えるだろう。