日本代表の試合

 吹雪、気温はマイナス5度。


 昨日の日本代表の試合は、前半、後半で別物だった。後半残った選手は、固定メンバーに近い存在のようだが、それ以外のメンバーとの連携が酷かった。ただ、前後半と出場した香川、本田、長友、吉田にしてもパスミスやあわやという場面があり、キーパーの川島も上手く指示出しできていたのか疑問であった。

 結果は、4-2と圧倒したのは良かったのだろうが、相手のニュージーランドも積極的なアタックを掛けてくるわけでは無く、棒立ちの場面も見られ、花相撲のような感じであったので、前半の4点も余り評価に値しない。

 後半は、移動の疲れが出たことを差し引いても、相手に自由に動き回れる時間があり、それに抗えない守備の不味さを露呈してしまった。

 怪我と発熱で欠場の長谷部、内田、今野がいたとしても、これで大丈夫というような気がする。選手たちも本心はそれ程重要な試合と捕えていなかったのではなかろうか。何故なら所属チームで活躍しなければW杯で活躍できたとしても評価されない可能性があるからである。そういった気もそぞろな感じが試合からした。

 5月にW杯が開幕するが、思ったほど頭抜けた成長が無く、新しい力も思ったほど育たない状態で、本選に出場することになった。昔よりこの大会に掛ける熱い情熱を失ってきたのかもしれない。それが、4回連続で出場している慣れなのかもしれない。

 それを見る方も、徐々に出場しただけでは満足感は得られず、どこまで上に上り詰めるかに期待している。予選突破は当たり前のような雰囲気もあるが、現実はそう生易しくない。そのプレッシャーを感じてそれをバネにして実力以上の力を発揮できれば予選通過も叶うだろうが、そこまでのモチベーションが上がるだろうか?それは選手も応援している人も同じような気がしてきた。