大分戦

 快晴、気温はマイナス2度。

 大分戦、CSで観戦。

 札幌の攻めの弱点が出た試合だった。その弱点とは、選手個々のゴール枠内にシュートを積極的に打つという姿勢である。それが如実に出てしまった。

 内村選手の肉離れという結果から、札幌の得点を取るパターンが大きく変更した。内村が相手DFとの駆け引きから裏絵抜け出す得点パターンを変更せざる負えなくなり、前節で得点を取った都倉をワントップで使いポストプレーを攻撃の起点とするやり方に今節は変えた。

 しかし、去年もそうだが、そういったパターンで得点を取れたのはわずかで、やはり札幌の攻め方は、サイド攻撃が決め手である。

 実はこの試合前、録画していたバルセロナの試合も見ていたのだが、その試合もグラナダに先制された後攻めあぐみバルセロナも1点に泣いた試合だった。あの攻撃的な選手を多く抱えるチームも、いざという時に得点を取れないのをみて厭な気持で試合を見たのだが、バルセロナはシュートを相手キーパーの攻守に阻まれた結果だったが、札幌は枠内にシュートが行かないか、行っても弱いシュートばかりに終始した。

 開幕からまだ6試合だが、今年を占うには十分な結果だった。これでは上位2チーム以内には入れない。やはり得点できる選手がいなければ良くて引き分けである。そこの補強が無かったことが札幌にとって失敗だった。もしかすると夏に補強する小野をFWで使うのかもしれないが、そこで得点を重ねることができる気がしない。

 札幌の若手に言いたい。今がチャンスであると。ベテランが怪我で故障した穴を埋めるのを外国人選手に任せていて良いわけがない。ここでこそ自分の活躍の場が生まれることに気付いてほしい。

 実は、残念ながら札幌の若手でFWの点取り屋は生まれてこない。一時期活躍するのだが、その後尻つぼみに成る。石井も返り咲きならまた一花咲かせて欲しい。ここで成功しなければ下部組織のコーチしか活躍の場が無いのだと思うくらいに奮起して欲しい。途中交代などもってのほかである。

 返す返す痛い星を落とした。ただし、勝てるチャンスは少なかった。