ふるさと納税

 晴れ、このところ雨が無い。川の水は雪解け水で豊富なので農作物には困らないし、特に今の時期は田植えや作付け前であるので晴天続きは、畑や田の雪解けが進むので問題ない。気温は朝の6時で5度。昨日の日中は25度くらいまで上がったので、その差は20度、本当に極端である。場所によっては桜が開花したらしい。

 ふるさと納税の話。

 ふるさと納税という言葉を知らない人が多いのではないだろうか。ふるさと納税とは、自分の生活する市町村以外に寄付をすることで、その寄付金が確定申告を行うと所得税控除を受けられる制度である。厳密にいうと個人住民税における寄附金税額控除という事に成る。

 結局、自分の生活している市町村で治めるべき住民税の一部を結果的に別な市町村に納められることからふるさと納税というネーミングに成ったのである。

 近年のふるさと納税も、寄付を行うことでその土地の特産物を年に一回以上送って貰うことができる市町村がある。普段、半強制的に徴収されているためその税金がどのように使用されているか判らないサラリーマンの方も多いだろうが、こういった制度を使うと、その寄付金が何に使われているか公開されているので、判りやすい住民税ともいえる。

 そのふるさと納税でどんな特典があるか判りやすいサイトがある。「ふるさとチョイス」これを見ると、寄付(納税)することで、その地方の特産品が貰えたり、震災復興のための寄付代わりに行えたりと結構面白い。

 自分の住んでいる市町村の税金の使われ方に不満がある人は、こういった納税の仕方も良いのではないだろうか。喪hしこの制度が深く浸透していくと、納税の義務を良いことに税金の無駄遣いをしているような市町村は、何らかの対策を取らなければどんどん税収が減るところが出てくるだろう。

 上手く行けば、行政に対する良い意味での圧力に成る。けれども、もし税収が減るような自治体が増えれば間違いなく廃止運動が起こるのは間違いない所であるが。

 ただし、この制度のネックは、サラリーマンが普段行わない確定申告が必要な事である。その面倒さを上手く解決できればもっと増えるだろう。

 例えば、給与から自動的に天引きされる住民税を、天引きされる時に納税先を選べるようになれば良いと思う。住民税が高い地方自治体に同じ額納めるのなら故郷に還元したいと思う。