晴れ、気温は8度.昨日から引き続き快晴である.
北海道は、高気圧の領域にあり、引き続き穏やかな秋晴れが続く.予報では、この状態が数日続くようである.
岸田首相が所信表明演説で発表した所得税減税の内容が明らかになってきた.野党から批判のあった低所得者向けには7万円給付する案が出ている.この辺りは、批判を免れる対応になるのだろうと思う.ただし、正式に決まるまで紆余曲折がありそうである.
このところ頻繁にニュースになる介護施設内での職員による入所者への暴力行為.ニュースになるのは暴力を受けた人の中で死亡した場合などと思われ、そこまで至らなかった怪我などの場合、内々で処理されるかニュースにならずに処理されていると思われる.だからこれは氷山の一角でその下に隠された事件事故は100倍存在するのだろうと思う.
極端な話をすれば、高齢者を介護する人員を確保するのは困難な状況に陥っており、既に現場と働く人の間にミスマッチが起きている.一時期、外国人労働者の就職を国が支援するという話が有ったが、既に日本にその目的のために働く人は減少傾向にあり、日本は外国人労働者にとって魅力的な国ではなくなりつつある.数年先の未来は、人が人を介護できる社会は崩壊するだろう.以前も書いたが、こういう分野でのロボットの導入ができればと切に願う.
オレオレ詐欺が10年前は主流だったのが、還付金詐欺に変わり、最近はSNSによる投資詐欺に主流が移り変わってきた.今まで高齢者を対象としていた犯罪者は、警察など社会の啓蒙活動で高齢者がうま味のある対象者にならなくなってきたのだろうと思う.そこで、今度はSNSを積極的に利用している世代を狙うようになってきた.こういった詐欺行為を働くのは国内ではなく海外になってきているのも事実である.
自分は大丈夫と思っている人も多いだろうが、やはり騙される人は一定数おり、その人たちを対象とするなら犯罪は無くならないことになる.
北海道で今熱い地域は、日本ハムの北広島市と半導体工場が進出する千歳市である.そういったキーとなるものがあると注目を集めるしそれに引き寄せられるように他の企業も進出してくる.それが一過性なものに終わるのかどうかはやはり地方自治体の能力が試される.
その一方、運転手不足で業務を縮小しようとする話も出てきている.北海道で一番の大都市である札幌市、そこに北海道の人口は集中してきたが、その様相が変わる可能性が出てきた.今後、苫小牧から札幌まで続く市町村がゴールデンベルトになっていく可能性が高くなってきた.その光が溢れる陰にそれ以外の市町村があり、その中でもふるさと納税の多寡で潤うところとそうでないところという形で格差が出てきている.一時期北海道のキャッチフレーズ「試される大地」という言葉がまさに当てはまる事態となっている.北海道のバランス良い発展を作ろうとするなら今からその基盤を構築しておく必要があるが、実際その取り組みは遅いように感じる.ニセコの外国資本の進出もそうだが、何かが起こってからの後追いが続く状況を見てもそう感じてしまう.