4人の選手

 曇り、気温は比較的高く4度である。


 コンサドーレの今季のゲームは無くなり、土日は、寂しい日が続く。できることならオフシーズンの間も何らかの交流ができる機会を持つべきと思うが、選手もリフレッシュして来季に臨みたいだろうから無理強いすることはできない。

 そして来季までの間のこの時期は、契約を結ばない選手や新加入の話題が増えてくる。今までいた選手が全て残り、新しい選手が加入するだけなら良いのだが、やはり経営というものがあり保有選手数に限りはある。

 その中で早々と契約しない選手の名前が発表された。横野選手、日高選手、松本選手、上原拓選手である。上原選手などは、今年加入したばかりだというのに残念である。まだまだと思うがこの先札幌に所属していてもという事があるのだろうか?

 例えば、公式試合に出ることが出来ずこの先も出ることができないというのなら判るが、財前監督の時代はそれなりに試合に出ていたわけだから技量的に劣ることは無いと思うのだが、その辺りの事は良く判らないというのが正直な感想である。

 横野選手も思い入れのある選手である。日本代表でいえば岡崎選手のように体でゴールへ向かう選手である。ただし、得点能力については運もあるのだろうがまだまだで、試合に出ると何時も全力でプレーするため後半燃料切れするのは否めない。

 あのあたり、若さだけでは無く落ち着いてプレーできればといつも思っていた。しかし、得点というのは運というのも多分にある。得点感覚みたいなもののコツを掴めば大化けしたかもしれないが、それは本当に残念である。


 プロサッカー選手の現役生活は一部を除いて本当に短い。横浜FC三浦カズ選手が現役でプレーしているというのは本当にギネスものである。それ以外の選手は、18位からプロに成り30半ばでプロ生活を終えるというのが良い方で、30前に現役を退く選手が大半である。それで生涯賃金を考えたなら割に合わないかもしれないが、それでも一握りの頂点を目指しプロに成るのである。

 札幌も過去、ユースから加入して2年程度で契約しないという選手が居たのも事実である。その後、別のチームに行ったり、スタッフの道を選んだりしているが、一流になったという選手はいない。やはり、契約しないという理由が有るという事なのだろう。

 札幌というチームの特徴としてユース上がりの選手が近年多く加入させている。応援しているサポーターにとって若いうちから見ているわけで思い入れは尚更強い。だから非情に思えるのである。

 今後の4選手の人生に幸あれと願うばかりである。