曇り、灰色の雲が空一面を覆っている。風も時折強く降るが吹雪にはなっていない。気温は1度。
今回の爆弾低気圧、地域差が大きかったようだ。宗谷、十勝、根室、オホーツクとどちらかというと北と東側が大きな被害をもたらした。
そういう意味で幸運だった。ただし、一冬の間には猛吹雪が自分の住んでいる所にも一回は来るので今回はという限定の話である。
昨日の報道ステーションでは、今回の出来事は、温暖化に向かう過程の異常気象の一つであると語られていた。
個の異常気象は、今まで安定したところからまた別の安定へ向かう過程の揺らぎが地球の歴史のほんの一瞬の出来事なのだが、人間にとっては相当長い期間の出来事に成るのだろう。更に、この不安定な気象を生み出したのも人類がこの地球の環境を作り替えてきたからに違いない。
この環境の変化も、地球という生命体にとって一時的に地表面に炎症を起こしたに過ぎないのだろう。人間で言えばアレルギーで少し全身の所々が赤くなったようなものである。局地的にその炎症の程度が異なり、少し出血したりしているようなものである。何時かまた安定に向かうだろう。しかし、それが人間にとって住みやすい環境で安定するとは限らない。
この先の未来にどんな自然環境が待っているか想像はつかない。