寒気

 雪、気温はマイナス8度.毎日天気図を見て明日の天気を気にしているのだが、24時間先の予想天気図も結構違ってくる.昨日の予想だと今日は低気圧と低気圧のはざまの高気圧で日本全体が覆われているはずだったが、日本海から派生した雲が閉塞前線を作り北海道の上空までその先を伸ばしてきている.

 

 その雲が雪雲となり今朝の雪を降らせているのだが、この先その低気圧が東に進み、北海道に寒気をもたらすようになる.だから朝の天気予報で金曜日に日中でもマイナス10度以下の日になると言っているのだ.

 

 北海道なのでこういった日は過去にもあり、そういった日は結構晴れた日になるもので、せっかくの晴天だから暖かいだろうと油断してしまう.そのあまりの寒さに早々に家路につくのが常であった.

 

 この寒気は極渦の北極振動によるもので蛇行した寒気の流れが北海道上空に入り込んでいるからである.それは日本だけではなくアメリカ北部も同様であちらは日中氷点下50度以下という猛烈な寒さに見舞われた.その気温は、北極よりも低い気温というから驚きである.

 

 これも異常気象により大気の流れが変化している証拠なのだが、異常気象そのものが人類の影響なのか地球気象サイクルの変化の表れなのか証明するのは難しい.2酸化炭素の増加による温室ガス効果は、地球のサイクルを乱している原因となるのは間違いないと思うが、大規模な異常気象の変化のサイクルにたまたま合致した可能性がある.

 この先地球は氷河期に向かうあるいはすでに氷河期に突入していると言われているが、その影響があまり見られないのは温室ガスの効果によるのだろう.

 この先どのような変化が地球に訪れるか不明だが、異常気象の継続は人類が生活できる地域を狭めていくことは間違いない.

 北海道も数十年先には、冬場には生活できない環境になる可能性もある.