対 北九州

 曇り、気温は14度。


 昨日は、ドームの試合だったがCS録画で見た。

 試合は、立ち上がり北九州がアウエーの試合運びで自陣の守備を固める守りを見せ、カウンターからツートップを走らせるというかっちりした試合運びをし、それが上手くはまったと同時に、札幌のパスと連携が上手くいかず、相手陣内まで中々攻め込めないまま、北九州のCKからあわや先制というシュートを打たれる。

 その後札幌は、ボールを回せるのだが、相手陣内に入り込めずシュートを打てない展開が続いたが、前寛之が相手陣内のバックライン際まで持ち込みマイナスの折り返しをフェイントで交わした宮澤選手がシュートしゴールを決めた。

 

 これで札幌は落ち着き冷静に試合を進めた。その冷静さが追加点を阻んだのかもしれない。後半も一点を守りながら追加点を狙うが、ことごとくシュートを外す。その攻勢に出た隙を狙われ一本の縦パスの処理を誤り相手に同点ゴールを決められ、その後反撃するが一点が遠く引き分けで終わる。

 ある程度選手層が厚くなったのだが、シュートを決められる選手がいない。都倉もこの数試合迫力を欠いている。その代わりに誰かが得点を決めることができるのだが、最少点で終わるところが波に乗れない所である。

 選手寸評を、

 ク:反応が一瞬遅れたあとワンテンポ早く反応できれば弾けたかもしれない。あの体勢だと右には打てなかったと思うのだが。

 福森:FKは惜しかったが、入る確率は低い。最後のCKも良い所に蹴ったが決まらず。

 河合:同点とされた場面、上がらず自陣に張っていれば。

 櫛引:目測を誤った。その後の対応もダメ。

 堀米:もう少しドリブルで中に切れ込んでも良いのでは、勢いで上がって後ろにパスでは危険

 稲本:少しパスに乱れがある。都倉に出したパスは見事だったが。

 宮澤:先制ゴールは良かったが、後半はスタミナ切れ。

 前:先制のアシストは良かったが、チャンスに落ち着いて蹴れる安定感が必要。まだ遠慮有り。

 内村:チャンスは巡って来るのだが、決めきれない。この人が爆発しなければ昇格は遠い。

 古田:再三ゴール前に切れ込むが、中に入り過ぎるきらいがある。もう少し斜めに走り込む動きが欲しい。

 都倉:最近、シュートチャンスにボールをミートできず、アリバイ的にシュートを打っている感じがする。肉体的疲労が為っているなら休むのもあり。出るならやはり最後まできちんとシュートを打つべき

 

 深井:交代で入ったが、稲本のような守備を見せてはくれない。まだ試合勘が無いのか。

 荒野:最後のヘディングを決めればMVPだったのに。持っていない。


 交代で出た選手がそれ程機能しない。この辺り選手の戦術がまだまだ以心伝心では無いのだろう。誰が出てもすっぽり嵌るくらいに熟成しなければ勝利もおぼつかない。

 交代枠を一枚残したが、最後に誰かを入れようと思っていたら同点にされ投入できなかったように見える。この辺り監督の采配の綾である。今回はマイナス評価に成るだろう。

 一度、先発を入れ替えた方がチームに勢いが出るように感じる。先発して結果が出ない時は替えるくらいの事をしても良いだろう。