開幕戦 対東京V

 雪、気温はマイナス5度。

 自分の記憶のために昨日の試合の事を書かないとならない。

 試合は、0-1でコンサドーレの負け。敗因は色々ある。大きなものは、動きについては相手の方が良く、相手に体を預けられると間違いなくボールロストする。

 またそれは連携という部分でボール保持者のカバーに入らず離れてパスを受けようとするか、味方が重なって結局ボールをロストするという悪循環だった。

 また、パス精度も悪く受け手と出し手の呼吸の合わなさは、キャンプ中の情報と異なり本当に練習で上手くいっていたのかと思わせる出来だった。また、小野、宮澤にボールが集まることが相手も判っているため集中的に狙われてしまった。

 決勝点の一点はカウンターから河合が最後体を寄せて行ったがその直前で足が止まり崩れてしまったことが原因。90分走らせるのは酷な話で、本来なら若手の櫛引辺りが先発して試合に出ていないといけない所だった。

 それに関しては、先発に小野、稲本、河合、増川という体力的にはピークを過ぎた選手を大勢先発させなければならない札幌の若手がどうなのかという事にある。

 更にジュリーニョはFWではなくトップ下で使うと生き生きするという事であり、マセードはスピード不足でJ2レベルの外国人選手だったという事で、ヘイスは出れなかったが、開幕に間に合わせれないようでは余り期待できない戦力に成りそうである。

 この試合で判ったことは、キャンプから本番までの調整が合わなかったという事だろう。疲労のピークが本番まで残っており、練習で今シーズン戦いきる体力を作るためにはいたしかたない結果だろうと思う。

 岐阜戦はどのようなメンバーで出てくるか判らないが、もし今節と同じメンバーで出して結果を出せなければ大幅なメンバーの入れ替えというか、ベテランから若手への交代の良い理由となるだろう。

 上手くともやはり走れなければサッカー選手としてシーズンフルで戦えない。メッシ位走らずとも得点を取れるなら別だが、その域に到達している選手は残念ながらいない。

 毎シーズン言われながら若手の選手の成長が止まっているように見える。更に中堅の選手も悪い意味で纏まってしまい次の高いステップに行けるような可能性を見せていない。

 これから巻き返せば問題ないが、このままズルズル行くようならJ1昇格に早くも黄色信号が灯る。ただし、去年の福岡のようにスタートダッシュに失敗しても守備を固めながら昇格した事実もある。それを思えば次と次のホーム開幕戦のどちらかで最低でも一勝し、そこに若手が活躍してくれると波に乗れるのではないだろうか。

 ハッキリ言って今のベテラン重視の先発では昇格は間違いなく無理である。まとGKは金山に変えた方が良いだろう。