対清水

 晴れ。

 PCの調子が悪く、先週から入れ替えを準備中で、今まで使用していたSSDに替えて購入した時のHDDに戻したところ設定やらWindows アップデートなどで時間が異常に掛かってしまう。バックアップしたデータで上書きすれば問題ないのだが、故障の元がネットワーク接続関連なので戻したことでまたおかしくなる可能性があるので戻せないでいる。入れ替えが終わればまた最初から端末の設定をしなくてはならず、また1日時間を浪費するかと思うと憂鬱である。


 話は表題の試合の感想を書くことに戻す。もう既に2日経ち記録を残すだけに成る。

 前半開始5分は、清水も少し札幌の動きを警戒しお互い様子見だったが、それを過ぎると清水の出足と札幌のパスミスが続き一方的な試合となる。

 やはり元J1の実力か、それとも練習からあのパススピードでやっているので試合にも自然と出て更にミスも少ない所がコンサドーレとの違いである。やはり練習は嘘をつかない。自分たちがミスをしないようなレベルではまだまだJ1レベルでは無く、頭もあのスピードについて行けなければJ1に昇格しても直ぐに出戻ることは間違いない。

 素人の自分でもそう考えるのだから何故ここの向上をチームとして行わないか本当に疑問である。今の選手たちの能力が劣るとは決して思わないのだが、チームで連動するとそういう結果になるのだから体質なのかもしれない。

 清水が攻勢を掛けた時間帯に清水に得点が入らずコンサドーレに得点がオウンゴールで入るのだから試合というのは判らない。あれで漸くコンサドーレの選手も落ち着けたと思う。あのままだと何時得点を入れられるかという思いで必死に守ろうとし過ぎて得点のチャンスは訪れなかっただろう。

 そして2点目も相手キーパーが弾く方向を間違えゴール前のコンサドーレの選手にパスをする形になってしまった。その後は、完全に逃げ切りを計るための交代を繰り返し、勝利を手に入れた形となった。試合は前半で決まったという事である。

 監督もこの試合を勝つために割り切った采配だった。もしこの采配を繰り返すことができるなら今シーズンは上位に食らいつけるだろう。得てして守り勝つ試合を続けると周りが騒ぎだす。負けても面白い試合を見たいとか、カウンターだけでは無くパス回しでせめて綺麗な崩しでゴールを奪ってほしいとか、言い出す輩が増える。

 確かにそういった意見はあるのは間違いない。強い相手に対して可算に挑戦し敗れるのも一興だと思うが、現実の目標はJ1昇格である。昇格を目指すのに綺麗だとか凄いというのは必要ない。それを言えるのは戦力に不自由なく金も使えるチームだけである。

 選手の能力も他のJ2とのチームとの差が余り無く、勝つか負けるか判らないリーグで結果を求めるにはそれなりの采配が必要である。それを失っては結果を得ることは無い。

 試合は、四方田監督の思惑通り選手たちがゲームを締めて勝利を収めた。この後も今年J1昇格を目指すために面白くない試合が続くだろう。

 その原因の一つにやはり守備面での不安が大きいという事だろう。その理由は、若手の能力がベテランより劣っていると思い込んでいると自分自身で納得しているからだろう。ゲームに出てなんぼなのに櫛引などは控えに甘える境遇をどう感じているのだろう。今出ているメンバーよりも能力が低いという評価に納得しているのだろうか?

 ディフェンスラインの上下動は、やはり臆病になると下がる。そうして後半の怒涛の清水の攻撃を跳ね返すためにゴール前を固めていても得点を奪われることは当然起こる。何故なら相手に45分間攻め続けさせれば穴もできるだろう。今回、清水に得点が入らなかったのは、入れなければいけないという焦りがミスを呼んだからである。

 次の京都戦はホームで行われるが残念ながら行くことはできない。シーズンの序盤は、どんなことが有っても今の戦い方を変えないでほしい。中盤を素通りしてタテポンサッカーで都倉、ジュリーニョに個人技で得点を入れてもらう事に9割方頼りながら相手の攻めを凌ぐやり方で良いだろう。

 結果がついて来れば、選手たちにも余裕が生まれるだろうから、その辺りから小野などの中盤を使った攻撃に切り替えていくのが現実的である。小野の欠場は集客の面で痛いが、世代交代の切っ掛けにすべきだろう。