プロ競技

 晴れ、気温は18度。急激に気温が上がり始め今日は夏日にまでなりそうな勢いである。

 今週は概ね秋晴れの陽気が続きそうである。秋の紅葉シーズンを目がけて秋本番まっしぐらということだろう。

 今日は、ドームで町田戦があるが、昨日ハムの試合があり芝生の搬入は夜を徹して行われたのだろうか、ハムも本当は野球専用として使いたいのは山々なのだろうが、管理者が札幌市であるため自由にできないところから移転問題が発生した所以でもある。

 コンサドーレも常時入場者数が4万人ということはありえなく、2万人はいれば御の字というところなのでこちらもできるならその程度のサッカー専用施設が是非にでも欲しいところである。

 そんな贅沢なこともコンサドーレがJ1で優勝できるくらいの成績を続けなけば一部のファンの戯言のようなものである。もし今後専用球場ができるとしたら、W杯が再度日本で開かれるかくらいしかないのだろう。ただそれも何時のころになるかわからないことで、やはりコンサドーレがJ1で常勝チームになる必要はあるだろう。

 世界でサッカー人気が高いといっても他のスポーツとの兼ね合いである。日本ではまだまだ人気が高いという程でもないのがこれからの課題でもある。その一つはやはり競技人口が増えていくことに尽きる。それは若い世代だけではなく老若男女全ての層で受け入れられ参加できるようにならなければ本物とは言えない。野球がここまで衰退したのは、一部の層でしか参加できないことが特別な環境を作り出したといえる。しかし、その特殊な関係も長年続けば利権が生まれ、その既得権益を離さないためにそれなりにマスコミも野球人気に翳りが起きないように努力する。

 それがなくなれば自分たちの存在意義が失われてしまうからである。その最後のあがきにならないように東京オリンピックでは公式競技にカムバックさせた経緯がある。それが終われば果たしてどのような環境になるのか誰も恐ろしくて想像するのもはばかれるのだろう。

 そういった既得権益の壁を結果的に侵襲しようとしているように見えるのがJリーグであり今季開幕したBリーグなどのプロスポーツである。今までの伝統は、あるにはあるがアマチュア精神の塊で競技を行ってきた歴史がある。Jリーグにしろプロ化してまだ20年である。やはり歴史を作り上げていくことが自分たちの利権構造を作り上げることができる。

 

 バスケットボールなどは、企業スポーツとして成り立ちからあくまでも競技は社員が行うという決まりがあり、それは社員であってプロではないセミプロという位置づけで続いてきた。その中でプロではないルールが存在し、それがプロ化を阻んだ歴史がある。漸くプロリーグとして出発したわけでこれから前途多難であるが、バスケには強い地盤がある。それは、スポーツ少年団である。

 地道に全国に少年少女のバスケットボールチームが存在し、部活とは別に活動をしている。中学になると部活がメインになってしまったが、今後プロ化に伴い新しいクラブチームができるのかもしれない。そうなると小中高とつながる育成システムが出来上がる可能性も出てくる。

 北海道の冬は長く、体育館で行うスポーツは貴重である。北海道には適したスポーツだと思う。だから、バスケットボール以外にも、剣道や柔道がプロ化して競技を行うということも可能性としてはあるだろう。