覚せい剤

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引用 スポーツ報知(http://www.hochi.co.jp/entertainment/20161129-OHT1T50042.html) 

視庁組織犯罪対策5課は28日、歌手のASKA(本名・宮崎重明)容疑者(58)について、覚醒剤取締法違反(使用)容疑で逮捕した。ASKA容疑者は2014年5月に同法違反容疑で逮捕され、懲役3年、執行猶予4年の判決を受け執行猶予期間中だった。今月25日、盗撮などの被害を訴え自ら110番通報。その後の尿検査で陽性反応が出た。このニュースが報じられると、ASKA容疑者は自らのものとみられるブログで否定。同日夜には自宅からもみくちゃになりながら移送される異例の展開となった。

 今朝の気になった話題はこれである。ハッキリ言ってしまえば執行猶予中に再度覚せい剤を使用したという話でありその人があのASKAということだけなのだが。

 やはり抑えておくところは、その元有名歌手という点ではなく覚せい剤再犯率ということになる。警視庁の発表では、再犯者率は九年連続で増加しており、全体では64・8%。五十歳以上が83・1%、四十代が72・2%、三十代が57・9%だったということである。

 データでは50代以上の再犯率が高い結果となっており簡単に年齢が上がると再犯しやすいと簡単に分析されてしまっているが、覚せい剤の使用者の再犯は、覚せい剤を使用し始めてから死ぬまでのあいだ続く、初犯年齢が低くともそこから何年もの間逮捕されていれば徐々に年齢が上がり再犯する人の回数も増えるからだと思う。最初に使用した裾野である若い年代の経験者が何度も捕まった結果の影響も多いと思う。

 このデータから言えるのは、最初の逮捕の年齢が低くともそこから抜け出すことは難しく、殆どの常習者は何度逮捕されて刑務所に入れられたとしても死ぬまでやめないということである。また、比較的若い年齢の再犯率が低い理由に考えられることは、その時点で覚せい剤に手を出す環境にいるわけであるから他の犯罪に巻き込まれやすい環境にいる可能性が高く、何らかの理由で覚せい剤で再逮捕される前にこの世からいなくなっている場合も多いだろう。

 比較的年齢が高く始める環境にある人は、その点でいえばある程度まともな環境、覚せい剤の末端価格が3,4万だとするとそれを常時使用できる環境にいる人はある程度裕福な暮らしをしているはずで、危険な環境にいないための生存率が高く再犯で逮捕される回数が増えるのではないかと考える。再犯を犯し続けられる環境はある程度恵まれた環境であるともいえる。

 結論付けるとしたら各年代の覚せい剤使用者の割合は、まんべんなく存在するのだろうと思う。その使用者が再犯することで結果的に高年齢化するということ。更に付け加えるならば使用者の殆どが60歳までは生きられないだろうということである。