雪、気温はマイナス4度。朝の6時ころから降り出した雪は少しづつ粒が大きくなり始めた。この様子だと10㎝以上の積雪にはなるだろう。

 北海道上空に張り出した寒気団が12月の早い時期から雪を降らしているため今年は大雪になりそうな気配である。そして記憶にあるのは5年ほど前の豪雪で、特に岩見沢に降った雪の量は半端なかった。もしかするとその年に匹敵する程度の雪が降る可能性もある。

 その根拠は、12月に入って頻繁に北海道上空を通過する前線を伴った低気圧の通過である。前線というのは、冷たい空気と温かい空気の境界にできるものである。それが通過する時必ず雪を降らしていく。

 普通なら冬の間の天気図は北の高気圧に南の高気圧が押され北海道上空は丁度北の高気圧に覆われた格好になることが多い。そのため寒さは厳しいが晴れる日も多い。しかし、今の状況は、北極のほうから伸びる寒気が舌のように北海道上空に突き出した格好である。

 そのため、北海道の西側に暖かく湿った空気の塊が入り込み、そこから移動してくる低気圧が大量の雪雲を引き連れた形で移動してくるからである。丁度北海道上空で冷やされ大量の雪を降らせる繰り返しがこのところ続いている。

 今年は、この繰り返しが続きそうな気配であり、もしかするとあの記録的な大雪の記録に並ぶかもしれない。こういう時は、交通事故や雪による落雪事故が起きやすく注意が必要である。