景気

 弱い雨が降っている。気温は6度。

 仲間とはぐれたか3羽の白鳥が南の空へ飛んで行った。突然頭上で鳴き声を上げたのでびっくりもした。しかし、この時期は北の方角へ飛んでいかなければならないはずなのにと少し疑問に思う。理由は鳥に聞かなければ判らないことでこちらで想像しても正解は出ない。

 今日は、米中首脳会談が行われる日で、今頃始まっている頃である。北朝鮮情勢、更にシリアの化学兵器使用、ロシアのテロ事件と世界は何やら物騒になっている。

 それを反映してか、昨日の東京株式市場は急落した。日経平均は一日で264円下がった。これも想像でしかないが、世界情勢が不安定なため株などの不安定な資産から安定した資産へ資金を移行するために今までの利益を確定して引き上げるということなのだろう。

 それでもこの先の情勢が急変するかどうか判らない。もしかするとこのまま何事もなく当分推移するかもしれないし、すぐ何かが起こる可能性もある。それまでは値下がりしたところで買いが入るかそれとも様子見状態が続くかで乱高下しそうな状態である。この辺り、集団心理が働くわけで何かが引き金に右往左往することが見えている。

 この株式の運用は、個人投資家機関投資家の他に日銀、年金運用、郵貯運用という大きな日本の今後に影響を与える資産が投入することを忘れてはならない。もし、株が暴落すれば国の資産が大きく目減りすることになり回り回って国民の懐に影響を及ぼすこととなる。

 もしかすると今までの何となく景気が悪くないから徐々に不景気風が吹き始める可能性が高い。それもまた人間心理に及ぼすことで集団心理が変化していくわけである。

 今日の昼頃には、米中首脳会談の結果が報じられることになるのだろうけれど、北朝鮮への対応が日本にとっては一つの焦点になるのだろう。