南北朝鮮会談

 晴れ、気温は10度。大通り公園の桜は開花したようだ。


引用 毎日新聞https://mainichi.jp/articles/20180427/ddm/001/030/157000c) 

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は27日午前9時半(日本時間同)に板門店(パンムンジョム)の軍事境界線で顔を合わせ、同10時半から韓国側の「平和の家」で「朝鮮半島の非核化」を主要議題とする首脳会談に臨む。6月初旬までの米朝首脳会談も見据え、金委員長には妹、金与正(キムヨジョン)党第1副部長のほか軍や外交の責任者らが同行する。

 今日の午前中に南北朝鮮首脳会談が行われ、米朝会談の地均しをする予定らしいが果たしてどのような結果になるか、北朝鮮の脅威を感じている日本にとって重要な案件である。

 こんな時に政治は、去年から一歩も動かず政治の責任を放棄している状況は国民の一員として腹立たしい部分もある。

 この先の経過如何によっては、日本もそれ相応の金銭的な負担を求められるわけで、それに対応して日本がどのように話を進めていくのか国内の合意を形成する必要があるし、もし北朝鮮が核放棄するならその調査に日本も積極的に係る必要があるが、そういった事にわざと無関心になるようにしているとしか思えない。

 今後の展開としては、北朝鮮アメリカに対して核放棄する代わりに、経済制裁の解除、対等国としての国交樹立を求めてくるのは間違いない。

 その先の南北朝鮮の統一というのも選択肢としてあるが、金王朝の存続を第一優先に考えているならその話は無いだろう。もし韓国がそれを飲むのなら国内の世論をまとめる時間が必要だろう。

 また、同時にアメリカ側の要求は当然あるわけで、核放棄は第一優先であるだろうし、国内の民主化という要求も出てくる可能性がある。所謂全面降伏を求めるだろう。それに対しては、中国、ロシアの反対もあるだろうから、そこ行くまでには相当な時間が必要で、北朝鮮民主化なしには朝鮮統一という最終目的には近付くことができない。

 そして、日本である。果たして北朝鮮を信じて国交正常化するかということになる。かの国を信じて付き合いをまた戻すには、また騙されるという警戒の元で行動する必要がある。それは、朝鮮統一を目指す韓国も北朝鮮と同じである。彼らに仁義というものは存在しなく、自分たちの利益を最優先する。そうでなければ、国を挙げての反日行動はその証明である。反日行動をすることで自分たちの利益を得ることに味を占めた国家に日本と同じ正義は無い。

 そのことは、どの国も抱えていることで、日本もある意味そういった仁義や正義を前面に出すけれどもすべてが必ずそういったルールで行動してる訳ではない。しかし、国民が全体で行動する時に必要なのは、正義が守られ他国との友愛や友好などというスローガンである。そういったものが無ければ国として国民としてのアイデンティティが保たれないため、日本国民は、自分たちが損しても相手を助けるべきという人間として大切なものを持っている人種であると示さなければならないのである。

 だから、昨今の日本外交の過程は、これだけ日本が犠牲を払って相手の国のために尽くしてきたのに裏切られたという感情で最近の外交は行われていると感じている。信頼した相手に裏切られればそれ相応の対応は取るというのが今の状況である。


 そこで東南アジアが、中国および統一朝鮮という同盟関係が出来上がれば、日本は、その相手にどのような対応を取るべきか決断する必要がある。更にそこに出てくるのが今はトランプだから国内優先に舵を切っているが、この先の大統領は、アメリカ第一優先でしかも太平洋は自分たちの領海である認識しているわけで、太平洋の了解を我が物顔で中朝が動き回るのを良しとしない動きは必ず起こる。その間に日本は当然挟まれることになる。

 では、どちらを選択するのか決断は必要になる。その決断は国と国との関係なので考えが変われば握手する相手が変わることも念頭に決めなければならない。その時日本はどういう国家になっているのだろうか。