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ここに来てポスト安倍の動きが慌ただしくなってきた。長期政権になってきたが首相周囲のポカが目立つようになりそろそろ交代時期が近いと感じ始めたのだろう。そうなればここで目立つ動きをしておかなければ次の目は無いし、何もしなければ権力の座にありつくのは幻に終わる。
これまでの首相の地位は、振り返れば当然立つ人が選ばれるのではなく消去法的な手法で選ばれた人が多かったように感じる。当然そんな風に選ばれてしまうと当然立つ土台が弱いため簡単に辞任することになる。
国会議員になれば当然首相の地位を誰もが目指すわけではない。そこに登りつめるにはそれなりの運が必要で、それを捕まえることが出来たものだけが権利を得ることになる。その運というものは不思議なもので一度手放すと中々戻ることは無く時間が経てばその運そのものが逃げてしまう訳である。
ただし、国民にとって誰が首相の地位に登りつめようと変わりは無いと感じるかもしれないが、やはりそれは違う。その意味は歴史を振り返ればよくわかるが、その時に未来が見えないと同じように何時までも予言することはできない。だから人は自分たちが歩んできた歴史を紐解こうとするのだろう。
そしてその歴史の中で教訓を得ようとするのだが、中々その教訓は生かされることは無い。本当に人間の歩む道筋は色々なものが縦横に横たわるためそれを超えて行くうちに一本の道筋だったものがジグザグになっていってしまうのだろう。そして時にはいつの間にか来た道を戻っている場合もある。
一つ確かなことは、時間を超えて人間が生きることは無いということだけである。