宗教指導者の死

 晴れ、気温は1度。昨日の日中は暖かかった。その気温も今日は平常に戻り気温は殆ど上がらない。

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 西から近付いてきた低気圧の中心は東に抜けていったが、その影響で北海道は冷たい寒気に覆われる。北海道上空で暖かい風と冷たい風のせめぎあいが起きておりその影響でこれほど気温の温度差が起きている。今日明日と日本海側を中心に雪となるようである。

池田大作氏死去で宗教界に禁断メスが入る可能性…連立解消論浮上の自公"崩壊ドミノ"で彼らが最も恐れること 宗教課税の議論がされなかったのは公明党の顔色を窺っていたから | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 創価学会のドン、池田大作氏が亡くなりマスコミは徐々に彼に関する情報を報じるようになってきている。その中で感じるのは大マスコミといわれる一般紙、テレビは淡々と事実と生い立ちを記事にして報じる形である。この辺りは、購読者と視聴者という雑多なマスを抱えている中で、批判するようなニュースを流すことで波乱を呼びたくない表れといえる。その分、過去に起きた醜聞を含めて記事にするのはやはり週刊誌を中心としたマスコミになる。

 その中でこれからの動きとしては、創価学会の政治組織である公明党の存在だろう。いくら創価学会が表向きは政教分離の原則を順守すると表明しているがそれは表向きの言葉で表裏一体だと誰もが知っている。その公明党の今後がどうなっていくのかが焦点となるだろう。

 今年、幸福実現党の母体である幸福の科学大川隆法氏が亡くなり、その後誰が引き継いでいくのか詳報がない。その理由は、大川隆法氏がいつまでも生きて死ぬということがあるということが事実になることを知っていたとしても考えることをしていなかった結果だろう。

「ナンバー2を嫌って、人を育てなかった」池田大作氏が創価学会で“究極の権力構造”を作り上げるまで | 文春オンライン

 宗教の中で新興宗教といわれる宗教は、歴史の中で言えば創始者が唯一の指導者であることが多いということである。その創始者が亡くなればその次のカリスマと呼ばれる指導者は中々登場しにくい。その理由は取りも直さず創始者が自分の地位を守ることに専念し自分を追い落とす恐れのあるナンバー2を作りたがらないからである。ある意味自分の地位を脅かす恐れのない者が後を継ぐ。そのため多くの後継者の地位に就くのは身内の中から選ばれるということが多い。しかし、その身内でも後継者争いがおこり内紛を起こすのも歴史の中で繰り返される事実である。

池田大作氏死去、カリスマ失い低迷する公明岐路…自民中堅「ますます選挙どころではない」 : 読売新聞

 今後の創価学会がどのような動きを見せるかがやはり多くの信者を抱える組織であるから自民党を含めた各政党は今後について興味津々なのは理解できる。彼らがどう動くかで政局に与える影響は変わってくるからである。