対 新潟 1-0

 曇り、気温は14度。しかし、日差しが無いためか寒く感じる。それに加えて新品の靴を履きならしていないのでくるぶしのあたりに靴ずれがでいて歩くたびに足が痛い。否な月曜日である。

 土曜日行われた新潟の試合。試合中は外出していたために結果だけを追う。そうして途中で1-0で負けたのを見てしまうと帰ってからDAZNで見逃しを見る気も失せてくる。なので前半で見る気を失い後半はダイジェストで見てしまうというだらしなさである。

 本来ならJ1では格下のはずであるが、現在の順位表でいうなら下位チームの新潟は、完全に引いて試合を進める。だからコンサドーレは難無く相手陣内で攻め込むことになる。更に相手は都倉をマークするが、それを見越してか都倉が左サイドに流れ相手のマークを引き連れて金園、兵藤、荒野あたりが点を取るつもりだっただろうが、やはり得点の好機は都倉しか作れない。

 

 前半の都倉の好機が2度ほどあったが全て吹かしてしまい得点ならず。また、この試合のポイントであった2列目および金園もいいところが無くゴール前の新潟の守備を崩すことはできない。

 後半は、小野、ジュリーニョを交代で入れたらしいが結局今までの攻撃パターンが都倉目掛けてというのしか完成していないため、ジュリーニョ、小野を入れても何の効果も生み出さない。返す返すジュリーニョの前半での怪我は痛かった。怪我無く行っていれば金園ではなくジュリーニョが先発でゲームのバリエーションが増えたかもしれない。しかし、金園が復帰し、中途半端に惜しい場面を作るものだから周りも期待してしまい、何時かは点を取れるのではないかということでズルズル先発で使っているが、そろそろ結果の出ない金園は一回あきらめるべきだろう。だからと言って小野、あるいはジュリーニョを入れて得点のパターンを再構築できるかというと今までの戦い振りでは時間が無いような気がする。

 このままで行くと夏の移籍解禁で都倉とコンビネーションが合う選手を誰か連れてこなければ行けないだろう。それが外国人選手になるのか日本人選手になるのか判らないが(どちらかというと日本人選手の補強になるのか?)、どちらにせよ補強が無いとJ1残留は厳しいだろう。

 小野がもっと動けて為を作ることができれば良いが、何故か小野はやらない。あくまでもワンタッチパスをどんな時でも選択する。今の小野に必要なのはバルセロナイニエスタのような動きだと思うが、それができないのなら小野の席を別な選手に譲るべきだと思い始めている。例えここで稲本が復帰しても小野稲本コンビは上手く機能しないだろうと思う。

 また、タイからチャナティップが加入するが劇的に強さが変わるという選手ではないので、やはり何らかの変化が必要だろう。J1上位と互角に戦えたとしても相手が攻めてくれるからカウンターが有効なだけで、それでも個人の能力差を埋め切れていない。さらに降格圏を争う他チームはコンサドーレに対して現実的な戦いを挑んでくる。それは都倉のマークである。今のコンサドーレはそれだけで勝てなくなる。あるいはチャンスに都倉が得点を入れてくれなければ同じである。

 ただし、こう書くのは簡単だけれど実際にチームを動かす監督やスタッフは困難な別のゲームに挑まなければならない。一試合だけのミクロ的視点とは別にシーズンを通したマクロ的な視線である。やはりチーム運営が上手くいってこその試合である。どこかで資金がショートしてしまえば元も子もない。

 やはり勝利は、会社、チーム、選手、サポーターが一体となって初めて得られるものである。どこかのピースが欠けても失敗する。目先の一勝に拘るべきではない。今までのゲームの中の蓄積が最終的にJ1残留という目的を果たすのだと思う。