対大宮 2-2

 曇り、気温は25度。朝の気温としては暑い。本当に極端な日が続く、これも異常気象の一つだと思えば納得するが、果たして納得するだけで済ませてよいのか甚だ疑問である。

 土曜日の試合、用事があり午後8時30分頃帰宅、しかし、そのまま結果を見ずにDAZNで見逃し配信を午後9時30分まで我慢してから見る。

 当日の大宮は、気温が予7時過ぎでも30度を超えていたらしい。北海道も日中暑かったが、その時間帯は涼しくなっていた。この暑さで中で試合をするのが良いのか零下にもなる2月に試合をするのが良いのか選択肢は2つに一つだとしたら暑さの中で試合をするほうが見るほうとしては楽である。零下の気温の中で試合を見るのはいくら北海道人としても堪える。

 冬のジャンプとか山の上の風が吹くところで見たことがあるが、中々修行に近いものがある。それを毎週見に行くかというと精々1回くらいだと思う。

 という訳で、自分は部屋の中である程度の過ごしやすい環境の中で試合を見ることになる。

 試合は、大宮もコンサドーレも負けられない試合である。試合の入りはお互い攻めても守りに重心を置いた形になる。其れでもパスワークに優れる大宮がボールを持つ時間が長く、コンサドーレは比較的自陣にこもり、相手ボールを奪うと縦に蹴りだす形になる。

 いつもなら蹴るとターゲットになる都倉がいるのだが、この試合イエロー累積で出場停止なのでヘイスが競ることになるのだが、殆ど相手選手がボールを跳ね返すことになる。だからそのボールのこぼれたた処を狙っても殆どが相手ボールとなり攻撃ができない。

 試合開始早々相手のオフサイドで助かった場面など時折ヒヤリとするが上手くゴール前を固め相手を抑え込み無失点で抑える。コンサドーレもヘイスの強烈なシュートを相手キーパーが前にこぼすが詰めた宮澤の前に相手選手がクリアしてこれまた得点を入れられないまま前半終了。

 後半も固い試合になるだろうと思ったら、開始早々相手のフリースローを頭で繋がれ最後は大前に見事なシュートを決められ大宮に先制を許す。更にその後すぐ相手のGKのゴールキックからこれも大宮に繋がれ江坂に決められてあっという間の2点ビハインドになる。

 正直に言えばこれで決まったかと思った。何故ならコンサドーレの攻撃の手が明らかに少なくゴール前のチャンスをこねて相手に跳ね返されるの繰り返しだったからである。

 相手も完全にカウンター狙いに切り替え、コンサドーレが前掛かりになりボールロストとそれを大宮がカウンターで追加点を狙う展開。その中で大前が1対1をソンユンにシュートを当ててくれたのがコンサドーレに運を呼び寄せた。更に交代で入った外国人選手も何故か空回りをしてくれ、何と自陣で2回のハンドでコンサドーレにチャンスを与えてくれるという明らかに幸運の女神がコンサドーレの背後に鎮座する。

 その2回のチャンスを福森選手の見事なFKで2得点するなどという劇的な終わり方で負け試合を引き分け試合に持ち込んでくれた。J1の降格争いに巻き込まれているのだが降格圏の一つ上という精神的にも少し余裕で中断期間に入るラッキーな展開であった。

 17試合を終えて勝ち点16と、残留争いから抜け出すには厳しい勝ち点ながらなんとか自動降格圏外に留まった。中断明けからチャナティップとジェイという補強があり、都倉以外にも得点を取れる選手を補強できたことはコンサドーレにとって良い流れだが、降格圏にいる大宮、広島、新潟も実力はある外国人選手を補強しているのでもともと地力があるチームなので今の地位でも残留と降格は紙一重の状態にある。

 できることならDFにもう少し本職の選手を加えたいのだが、そこに補強はあるのだろうか?如何せん永坂、進藤が伸び悩み試合に出られない状態が続いている。ここが後半伸びればいうことは無いのだが、今の状況は厳しいと言わざる負えない。

 中断期間の間に選手たちがパワーアップし、残留に向けて力を発揮してほしいものである。